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「前浜コミュニティセンター」建設中!! 2013年5月号

東曰本大震災の歿災池である宮慨県気仙沼雨蔚浜地区。
震災による津波で 流失した集会所の再建プロジェクトに、天然住宅グループのアンビエックスも、 設計ボランティアで協力させてもらっています。

計画当初は、「集会所よりも住宅の方が優先では?」という声もあったそうですが、「今一度みんなが集まれる場所が必要だ」との地元住民の声に支援が集まり、震災後まもなく建設委 員会を立ち上げて進んでいます。 

「できることは自分たちで」。
建築に必要な作業場から、実際の建物に使う焼き杉や屋根パネルの製作まで、とにかく住民たちが頭と体を動かす現場に、こちらもパワーをもらいます。
前浜コミュニティセンター上棟式
建築に必要な木材も、主に地元の方からの提供品。
ただし、津波が被った木がほとんど。海水に浸り塩分を含んでしまった木は、製材のノコギリを傷めるので迷惑がられるのですが、「地元の木を使ったセンターを建てたい」という思いに賛同し、製材所も快く仕事を受けてくださいました。  

そのような数々の支援を受けながら5月3日、ついに上棟式を迎えました。私たちの家づくりでも、上棟の餅まきを行うことはありますが、このとき用意したお餅の数はなんと約3000個。支援していただいた餅米を使って住民らでついたものです。

前浜の人がこれだけ集まったのも久々のことだといいます。  建築段階にも関わらず、たくさんの人が集い笑顔になるコミュニティセンター。
震災以前にも増して、地域がひとつになる可能性を秘めていると思います。

今後も、当スタッフは建設に関わっていきますので、引き続き進捗状況をお知らせしていきます。(鹿島伸子)
  
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