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私たちはなぜ立ち上がったか/私たちのビジョン

私たちはなぜ立ち上がったか  ~「森を守って 健康 長持ち」をめざす~

日々増加する「シックハウス」や子供たちのあらゆるアレルギー。家はその原因になってはいけないと考えています。
家は、一日働いて疲れて帰ってきたらほっと安心できる場所であって欲しい。家での時間をより長く過ごしたいと思える、元気な子供たちのパワーの源になるような、そんな場所になって欲しいと考えています。
そのために私たちは、できる限り人体に有害なものを使用せず、自然素材の特性を活かした、家族が健康で暮らせるための最良の家を建てています。
伝統工法を継承した継手・仕口
今の住宅は、平均で26年で壊されています。こうした短命な住宅のために木材を消費していってしまったら、やがて地球の森林はすべて失われます。住宅は長寿命でなければならないのです。長寿命の住宅になれば、今の人々の生活は変わります。通常の男の人の一生は、家を建て、ローンを組み、退職までローンを返し、退職金でリフォーム・建て替えをする。男の一生と家一軒とがバーター取引になっているようなものです。これではゆとりのある暮らしは困難です。

しかし、住宅が長寿命になれば変わります。何世代にも渡って、安心して暮らせる家が残り続けるのですから。こうしたものこそ社会資産になるのです。
ヨーロッパでは500年以上前の建物に今なお人々が住み続けています。社会全体で長く使い続けられるものが増えることは、次の世代の人たちにプレゼントできるものが増えることなのです。

天然住宅では、300年の耐久性をめざしています。家が300年もてば、経済的にも生活に余裕ができ、豊かな暮らしを送れるようになっていくと考えています。
エコラの森
よく「森を守るために植林しよう」と言われます。

世界ではその通りですが、日本では事情が違います。

日本の国土の70%近くは森林です。現在、木材は使われることなく、森は放置され、倒木、山崩れが多発し、光の入らない森には下草も他の生物も生きられない環境になってしまいました。木を植えたまま、森に人の手が入らないことが森の荒廃の大きな原因の一つになっています。

日本の森に必要なことは「木を使うこと」です。木を使い、きちんと森を管理できるだけのおカネを森に支払い、森に住む人々が生活できるようにしていくことが必要なのです。
天然住宅では、街にいて「森を守れる」家づくりをしています。誰でも家を建てることが環境破壊につながっていて欲しくはないと思います。家を建てれば建てるほど、森が守られる仕組みづくりをおこなっています。

私たちのビジョン

天然住宅が目指す循環型社会
日本中の山を持続できるものに変えるには、少なくとも新築される住宅の中の1万棟が、毎年「天然住宅」になっていく必要があります。だから私たちは非営利の仕組みを選択したのです。営利は技術を隠し、その技術で利益を独占しようとします。しかし非営利は逆で、多くの人たちにきちんとまねしてほしいのです。技術を共有することにより、多くの「天然住宅」ネットワークを構築したいのです。各地の工務店さんで一緒にやりたいと、志をともに活動してくれる方々と協力していきたいと考えています。

森を守れる仕組みを構築し、建て主さんは家を建てることで森を守り、森からはそのお返しに建て主さんの健康を守れる木材を提供する。その家に住んだ建て主さんには健康な家で安心して暮らしてもらい、森へ感謝の気持ちを育む・・・

この人と森を守れる良い循環を広げていき、ただ単に「経済的に」という意味ではない「豊かな暮らし」を実現していきたいと考えています。

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