またある友人は、子が大きくなったら越すと思うので、
長持ちしなくても子どもが大きくなるまでの住まいでいいという。
それなら住宅提示場にある住宅でも買えるかもしれない。
もちろんすでに見た化学物質などの心配もあるのだが、
それを無視したとしてもその家を売って住み替える時、どうなるだろう。
日本の住宅は一般的に異常に短命に作られていて、
建物の価値がゼロになるのに10年から20年、建て替えられるのが30年以内と相場が決まっている。
家は不動産どころか、プラモデルの扱いなのだ。
だから10年を越えて家を売りに出すとき、
その住宅付きの土地は「土地の値段 ー(マイナス) 家の取壊し費用 = 売買価格」となってしまうのだ。