ダイニングセット

足元がゆったり広々と使えるように幕板を短くした機能がデザインの特徴となっているテーブルです(上記写真参照)。桜の木は経年によりどんどんあめ色に変化していき(濃くなっていきます)、経年変化が最も楽しめる美しい材の一つです。（節や割れなどのキャラクターを含むこともありますが写真のように契りと言われるクサビを入れることで割れの進行はなくなり ます。味としてお楽しみいただけたらと思います。）

座面が杉、背が麻(ヘンプ)で共に優しく、暖かく、涼しい素材でできている椅子です。

①この椅子は座り心地の研究から生まれました2つの座りモードをもった椅子です。
 ・浅く座ると骨盤が前傾になりやすい設計になっていますのでワークモードとして(勉強、パソコン作業、その他作業)ご活用ください。
 ・深く腰掛けると骨盤をサポートし長い時間気持ちよく座りやすい設計となっています。脊椎・背骨は多くの方が腰痛に悩まされているように細い一本の骨ですので強い部分と は言えません。長時間負荷をかけることはお勧めできません。この椅子はとても強い骨格である骨盤も一緒にサポートすることで長い時間心地よく座っていただく事を目指して開発されたものです。皆様の腰痛予防、腰痛改善に少しでも寄与できたらと考えています。

②ヘンプは麻のなかでも保温性、抗菌性、消臭性、速乾性にすぐれた高性能繊維です。実は麻は夏だけのものというイメージがありますが、ヘンプ麻は繊維の中が空洞になっており保温性にとても優れていて冬も暖かく年間を通して四季のある日本に最適な繊維と言えるかもしれません。もちろん洗濯も可能ですし洗濯してもその機能は持続するのが嬉 しいところです。

③杉はとても軽く柔らかい木材の一つです。樫はとても固く重たい木材の一つです。杉は暖かく、肌触りが優しく、調湿効果があるので夏場でもベタベタしにくく涼しいのが特徴 で、椅子の座面には最適な材料の一つだと考えます。また樫はとても固く強いので強度が必要な椅子の脚にはもってこいの材料だと考えます。この相反する材料を組み合わ せたのがこの椅子のミソです。