露点温度よりも温度が下がった場合、水蒸気として空気中に含むことのできなくなった水分が液体となって発生する現象が「結露」です。
※露点温度とは、ある空気がこれ以上水蒸気を含むことのできない状態となったときの温度のことです。
水蒸気を気持ちよく逃がすことができていれば、結露は発生しにくいはずです。
適気密住宅の壁を実測したところ、結露が発生しやすい冬期においても、壁内で結露が発生しないことが確認されました。
つまり、適気密の壁が水蒸気を外へきちんと逃がしていたということです。
冬期においては、以下の式を満たすと結露が発生してしまいます。
通気層温度 < 断熱材表面の露点温度
左図のグラフを見ると、常に通気層温度が断熱材表面露点温度を上回っていることが分かります。