オフグリッドとは、送電線(グリッド)から離れる(オフ)という意味です。
建主のサトウ様は、新築当初から送電線から電気を家に引き込んでいません。
その代わり、太陽光発電した電気をバッテリーに蓄電し、「電気を自給」する暮らしを送っています。
それも仙人のような生活を送っているわけではなく、 一般家庭にある普通の家電を使用しながら。
お引き渡しをした2014年当時、「オフグリッド」という言葉は、世の中にはまだ、さほど浸透していませんでした。
しかし、サトウ様の暮らしがさまざまなメディアに取り上げられると、一気に市民権を得、ひとつのムーブメントを巻き起こすまでになりました。
当時は「新しい暮らし方」として紹介されていた「オフグリッド生活」ですが、近い将来のスタンダードになると、私たちは思っています。災害の多い日本にとっては自然な流れですし、電気を含めたエネルギーの自給をこれからもっと進めていきたいと思っています。
今回の見学会では、天然住宅を建てることをきっかけに、オフグリッドな暮らしをスタートさせたサトウ様の「今の暮らし」を見せていただきます。サトウ様のお話を聞きがら、自分たちの暮らしを見つめ直すきっかけにしていただければと思います。
もちろん、天然住宅の建物にも注目です。
手刻みの構造材や無垢材で造作した家具、無垢のフローリング、建主様自ら伐採した柱、漆喰、吹き抜けなど、こだわりが詰まっています。
何より、合板や集成材、接着剤、塩ビクロスなど身体に有害なものを使用せずに建てた心地良い空気感をぜひ体感していただきたいと思います。
お住まいになられて約5年、木材などの経年変化もご覧いただける貴重な機会です!
ぜひ、お越しいただき、参考にしてください。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております!
★建物データ
敷地面積:157.66㎡(約47.69坪)
延床面積:86.13㎡(約26.05坪)
間取り:2LDK
工法:木造(強化筋交工法)