8月29日、引渡しまであと1週間のお宅に明かりが灯りました。
その明かりは電力会社の商用電力ではなく、100%太陽光発電でつくった明かりです。
同じ太陽光パネルを設置するのでも「売電」と「自給」では大きく違いがあります。
「売電」は送電線につながり、昼に発電した電気を売り、夜は買って暮らします。
送電線を前提にしたシステムです。こちらは一般的な方法です。
一方、「自給」は送電線につながらず、昼の電力を蓄電し、夜に使用する。
完全独立した暮らしです。
建て主のS様は後者を選ばれました。
オフ(=切る)グリッド(=送電網)な生活です。
完全独立は、今まで蓄電の技術がなく、または価格的にも高額なため、
実現がなかなか難しい代物でした。
しかし、大塚尚幹さんが考えたシステムでは、それが100万円~200万円程度から実現できるようになりました。
今回は、パネル8枚(約2kw)と、バッテリー27kwを設置しました。
始めから独立するということで、バッテリーをかなり大容量にしました。
パネルで発電した電気は再生鉛バッテリーへ繋ぎます。
こちらが再生(リサイクルの)鉛バッテリーを加工したもの。