A様｜神奈川県川崎市

2007年7月に発行された「豪快な号外」がきっかけで環境に関心を持ち、何かしたいと仲間に呼びかけ地域活動に入りました。同年8月に「環境を考え行動する会」を立ち上げ、1周年記念に田中優講演会を開いたりして、田中優さんの本も読みふけりました。

田中優さんが共同代表として天然住宅を設立することを知り、設立イベントにも足を運び、「日本の山を守れるなら、そう言う家をどんどん広めてほしい」とドキドキしながら相根さんとお二人のお話しを聞き、帰宅後主人に熱く語ったのを覚えています。

2009年10月に某大手住宅ホームが2世帯賃貸住宅を提案してきました。
住みたくなるような洒落たデザインと経済性を考えた見積もりでしたが、「新築後1年間は換気扇をまわしっぱなしにする。」という話でした。そんな危険な家には住みたくないと思いました。

いくら賃貸で他人が住む家でも、やっぱり納得のいく素材と設計と生活しやすさを追求したいと考え、天然住宅さんに相談しました。1年かけてじっくりと関わって下さり、2011年3月完成しました。

今回2年半住んだ方が転居されましたが、入替掃除の際　暖房器具ひとつないのに、寒い我が家とは違い、ほっこりと暖かい家で木のぬくもりがありました。
3年たった家ですが　すごくいい感じでした。

Ａ棟、Ｂ棟に1年目と2年目にアンケートを取っていますが、安心感があって快適と　とても満足してくださっています。
ちなみに　2011年3月11日の震災時は　完成直前で、天然住宅の皆さんと大工さんが最後の仕上げチェックをしていた時でした。
そんなに大した揺れとは感じず、どうということもなく解散して、駅に行ってから大変なことを知って、なかなか帰れなかったそうです。
そのくらい頑丈な家でした。　

「家は3回建てると満足いくものができる」と言われますが、3回なんて資源の無駄！！
天然住宅の100年もつ家というのは理にかなっています。

だからこそ　注文する人も請け負う側も両者でより良いものをめざして「じっくりつきあえる家」を建ててください。
考えれば考えるほど　住みやすくて納得のいくものができると思います。
一生に一度の経験と思って　家造りの工程を楽しんでください。

それが安全であり日本の山を守るのであれば　自分の為だけでなく、誇りも持てますよね。
人生への姿勢が　家づくりにも出てきて、夫婦の絆が深まりました。（笑）