すでに述べたようにアマゾンにはかつての繁栄都市と、大きな未来の可能性があった。
それを失わせたのは新たな侵略者の持ち込んだ伝染病だった。
失われる前には大きな文化圏があって、今なおその土地に存在しないものの単語がある。
それは大きな文化圏のあった証拠と考えられている。
そしてまた飛行機からアマゾンの土地を見てみると、
いくつもの集落跡があり、それをつなぐ道路網のあったことが確認されている。
ほとんど奇蹟のような話だが、エルドラドを下支えしたのは「テラプレタ」の土壌だった。
この炭の入った土を作り始めたのは少なくとも8000年前からだというのだ。
テラプレタの奇蹟より人間がそんな昔から作っていたことが奇蹟だ。