パーソナルエナジーの粟田さんは、今ガス器具メーカーと組んで、卒FIT向けの装置開発に動いている。
「卒FIT」とは、太陽光発電で家庭で発電した電気を高い価格で買い取ってもらえる
「固定買取価格制度(FIT)」期間(10年)が終わり、買取価格が安くされてしまうことになった。
多くの人が太陽光発電をつけたのが2009年からだったから、
2019年からは次第に買い取られる枠が終わっていくのだ。
ところが同じ太陽光発電パネルでも、事業系が設置した場合には20年買い取ってもらえる。
つまり装置自体の有効期限ではないのだ。
(実際、20年後でも85%以上の出力保証をしているパネルもある)
そうなるとまだ使える電気を、安く売りたくはない。
これを「卒FIT」と呼び、バッテリーを使った蓄電池メーカーなどが、卒FITに売り込みをかけているのだ。