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【マンションリノベーション (床編)】マンションの床の張替えはできますか?

マンションのリフォーム、リノベーションについては、
実績がありますので、お気軽にご相談ください。

マンションリノベーションは、戸建てのリノベーションに比べると、ハードルは低いです。
なぜなら、壁の中、床の下のつくりが(建てられた年代によりますが)、
だいたい同じか、類似しているからです。

今回はその中で「床」のリノベーションについてご説明します。

床のリノベーションをする場合は方法としては大きく2種類あります。

①既存の床の上から無垢フローリングで仕上げる。

②床下の下地から撤去し、施工し直す。


マンション無垢リノベーション
私たちは安全な素材で建築をしています。
それなので、合板、集成材を使わないようにしています。
また、施工の際、酢酸ビニルを含む化学系接着剤も使用しません。
それは、合板や接着剤から揮発する化学物質が人体に影響を及ぼす可能性があるからです。

一方、通常のマンションの床下には、下地に合板が使用されている可能性が高いです。
それなので、既存のフローリング(合板、ビニールシート、カーペットなどが多い)を撤去しても、
その下地には合板が使われています。

それであれば、①のように、簡易的にリノベーションをする方法があります。
時間がたち、ある程度空気に晒されて化学物質が揮発しているフローリングをわざわざ撤去せずに、
その上から無垢材を貼ることは費用対効果としては高いと考えています。
ある程度ですが、既存フローリングが床下の建材から揮発する化学物質を封止する効果も期待できます。

その際の懸念点としては、フローリングの厚み分レベルが高くなるので
関係する部分で、高さの調整が必要になってきます。
部屋間や掃き出し窓の框の高さの調整や建具の下端のカットなど気を遣わなければいけません。

②のように、しっかりと下地から安全なものにしたい、という場合もあります。
その場合、下地まで撤去し、やり直しますので、建材の安全性としては、おススメです。
ただ、いくつか確認の上、進める必要があります。

まずは、施工費は①よりもかかります。

次に防音性能についてです。
マンションのリノベーションをするときは、基本的には「共用部分」に手をかけることはできません。
例えば、バルコニーや廊下、窓などの共用部分は、管理組合理事会などの決定を経て、全体で改修を行います。
床の防音性能も建物全体の基本性能となっていますので、もしそこを施工するとなると、
管理組合理事会等の承認が必要になります。

それなのでこの場合はまず管理組合理事会に事前に確認しておくことが必要です。
今から購入する場合も事前に確認しておくと良いと思います。

その際、マンションによっては管理組合理事会から一定の防音性能を求められることがあります。
LL-40LL-45などです。

指定がある場合、その性能に合わせて、施工をする必要があります。
その性能を担保するためには、当該等級相当の性能を持つ建材を使用するか、
いくつかの建材の組み合わせでその性能を担保する、という方法があります。

その等級相当の施工を、「安全な建材で」行うのが難しい部分でもあります。

私たちが下地からやりかえる場合に使用するのは、木毛セメント板などです。
木毛セメント板 スラボー
木毛セメント板 スラボー
例えば、木毛セメント板のスラボーは、木と水とセメントのみでつくられた防音下地材で、安全な建材と言えます。
スラボーを下地として使用して、その上に無垢材で仕上げています。

床からの空気は、人が吸い込む空気の7割を占めるともいわれていますので、
そこまでする価値はあると考えています。

下地や施工法に至るまで、安全に気を遣うことで、
マンションリノベーションでも安全な空間をつくることができるようになります。

リノベーションでは、新築に比べ、様々なところで制限は出てきます。
ただ、戸建でもそうですが、リノベーションでも空気質としても気持ち良い空間はつくることができます。

どこまでリフォームするか、、については相談しながら、メリット・デメリットを考慮し、
決めていく必要があるのかと思います。

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【参考記事】
マンションリフォーム工事の工程は「こちら」の記事をご覧ください。
 
【マンションリフォーム実例写真】
「しっくいとカラークロスで無垢リノベーション」は「こちら」
「白い家具と無垢材のマンションリノベーション」は「こちら」

【戸建リフォームの実例写真】
「狭小地の長屋リノベーション」は「こちら」
「吊りロフトのあるリノベーション」は「こちら」

 

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