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完成直前見学会 開催報告 2013年12月号

天然住宅の完成見学会では「新築のニオイ」の違いを感じて欲しいと思います。
合板やベニヤ、接着剤などの化学物質のニオイは一切しません。

今回の見学会でも、足を踏み入れた瞬間、まず感じるのは杉の匂いでした。
今回の見学会にご協力いただいた建て主の宮原さんは、地域の不動産屋さん(兼工務店)株式会社ミヤケンの専務です。
以前から、天然住宅仕様の賃貸マンション「モーラの家」や賃貸戸建を手がけていただきました。
今回はついにご自宅を建築。とても素敵なお宅になりました。
天然住宅の完成見学会
見学会当日は快晴。
気持ち良い気分で駅から歩いてくると宮原さんのお宅が見え始めます。
同時に、梅の木の生える庭を挟んで、モーラの家が見えます。

その一帯の雰囲気がとてもよく、小さなエコヴィレッジになっています。
井戸に集う住人たちが目に浮かぶようです。

家の中に入ると、南向きの窓から陽が差し込んでくる明るく暖かいリビングがあります。
リビングには床暖房が入っていて、朝夕の3時間ずつ動かして、一日暖かさを保ってくれます。
「モーラの集まりはここで」とすでに予約が入っているのが頷ける、つい長居したくなる心地よい空間です。
ミヤケンは天然住宅と一緒に家を建ててくれる大切なパートナーです。

宮原さんは数々の物件を手がけてきた工務店としての目線でお話をしてくれました。
「うちでは集成材の家も建てています。そこでは大工さんも作業中はマスクをし、休憩の時間になると家の外に出ていきます。
もちろんお客様のご要望や現実面から考えて無垢材の家だけが答えではないと思います。
ただ、そのような選択肢を知らないままに一生に一度の家づくりを決めてしまうのでは良くない、だからこそ選択肢を提示できるようにと天然住宅を建てました」

「新築のニオイ」と言うと、新品の家電や家具のようなニオイを当たり前に思い浮かべますが、それはまさに選択肢を知らないからこそ。
「森を守って健康長もち」の家という選択肢を必要としている方々にもっと届けていきたいと思います。(田中竜二)
 
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