今年もエコラの森で、皮むき間伐&植林体験イベントを開催します!!
宮城県の鳴子温泉郷にある「エコラの森」は、260ha以上の面積がある広大な森です。一見豊かな森に見えますが、20年以上前にリゾート開発が失敗し、盗伐され、放置されていた哀しい過去を持っています。現在では、「エコラの森」を中心に持続可能な森づくりを行っている「NPO法人しんりん」が管理を行っています。
今回は、そんな「エコラの森」で皮むき間伐と盗伐された場所への植林を行います。
間伐は、放置され密集した森を間引き、森の中に光や風を通す行為です。木の成長を促したり、病気にかからない健康な森をつくります。
皮むき間伐は、杉の木の特性を生かした間伐の方法です。樹の皮をむくことで、水を吸い上げられなくし、乾燥させて枯らします。半年もすると、木の重量はもとの半分ほどになります。軽くなった木材は伐採もしやすく、人の手で持ち上げ運ぶこともできます。重機をあまり使わず、森を傷つけずにできる間伐の方法です。
エコラの森では、馬が木材を搬出する馬搬や牛による草刈りもしています。働き者の馬さんと牛さんも皆さんを迎えてくれます。
作業に疲れたら、鳴子温泉で汗を流し、夕食はバーベキュー。環境活動家・田中優の講演や、しんりんの森を守る整備の話も予定しています。