HOMEニュースレター > 【終了】10/27(日) 完成見学会@岡山県和気郡

田中優宅@岡山で見学会をやりました 2013年11月号

田中優宅へオフグリッド生活を見学しに行ってきました。
田中優宅では送電線を切り離し、太陽光発電システムで、電気を自給する生活を送っています。
当日は、更に新たな太陽光発電システムを導入している最中でした。
オフグリッド生活
今回導入したのは100万円で電力の自給が可能になるキット。
このシステムを考案した大塚尚幹さんはもともと福島で6年間、同システムで自給生活をしており、原発事故後、岡山に引越してきました。

「結」のような関係で手伝い合って、自分たちの手でシステムを組む。
それを各地で「自エネ組(自給エネルギー組)」の活動として広げていこうと考えています。

【100万円キットは太陽光パネル8枚で2kw弱、再生鉛バッテリー12個(約12kw充電可能)、電圧を調整する整流器、直流を交流にするインバーターを含む】
印象的だったのは、その場にいた皆さんが各家電の電気消費量や一日に必要な電気量を把握していること。
「どれくらい充電できれば自給できるの?」
その答えは生活を営む当の本人が一番分かることです。

足りなかったら省エネするのもバッテリーを増やすのも自分。
それも含めて電力会社に「おまかせ」していたのだと感じました。
そうして、ぼくたちがわからないことをいいことに、電力会社は好き勝手に料金を設定し、原子力発電をつくってきたのです。

エネルギーを取り戻すことを考えたときに最初にすべきことは、ぼくの場合、消費量を把握することからでした。
電気料金を25円で割れば月の消費電力がつかめます。
たとえば6000円なら240kwh、さらに30日で割れば一日の必要消費量が8kwhとわかります。

持っている家電のうち、最も消費しているものは何か?割合はどうか?がわかればどれを省エネ製品に買い替えれば節電できるか、バッテリーがいくつ必要か、パネルが何枚要るがわかります。

「自エネ組」のバッテリーシステムは、個々人の生活サイズに合わせられる、将来的に変更も可能な仕組み。
最初はスイッチで商用電力と自給電力の併用も可能です。
電力自給が、価格的にも、仕組み的にも現実味を帯びてきました。(田中竜二)

自エネ組HP→http://jiene.net/
 
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