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オフグリッドへの道~なぜ、オフグリッドするの? 2015年新春号

オフグリッドセミナー&見学会
1/18、オフグリッドハウス見学会&セミナーを開催しました。
戸塚の建て主様「サトウさん」のお宅を見学させていただき、田中優からオフグリッドについての講演、サトウさんとのトークセッション、そしてお住まい見学で2時間強のプログラムでした。

午前午後合わせて約60名の方がいらっしゃいました!
今回、快くこのイベント開催を承諾してくれたサトウさんは、オフグリッドハウスに住み始めて、雑誌やテレビで紹介されるなど、注目度も日に日に高まっておりました。

今年からは週刊「女性自身」WEB版でその生活ぶりをブログで連載することになりました。
毎週火曜日更新ですので、ぜひぜひご覧ください!

田中優が以前から提唱していたオフグリッドですが、最近さらにこのオフグリッドへの注目が集まっています。

大きな理由の一つは、サトウさん夫婦という爽やかなモデルが彗星のごとく現れた、ということに間違いはないでしょう。
もう一つは、最近の政府の対応があると思います。
以前までは、2016年に自由化されれば、電力会社を自由に選べる時代が来ると考えていました。
しかし、今回の原発事故の収束がつかず、賠償しきれないという理由から、たとえ新電力を利用したとしても送電網を使用するための「託送料金」がかけられてしまいます。
そうなると大手電力会社は引き続き高い発電(原発)ができるようになり、原発を買い支えする今までの構造となんら変わりないことになってしまいます。
他にも、電力買取中断、電気代の上昇と売電価格の減少等、付き合っていれば、神経をすり減らすばかりかもしれませんね。

このような状況を見ていると、いずれはオフグリッドの経済性が体制依存型電気に勝る日もそう遠くはない気もしますが、どうやら、実践者の様子を見ると、オフグリッドの良さは経済性ではないようです。

サトウさんは言います。オフグリッドしてから、自然と共にある生活が、毎日が楽しい、と。
「今日、過去最高の発電量でした!」帰り際、嬉しそうに話しかけてくれました。
お昼にいっぱい電気を使うと発電効率が上がるのだそう。そのような発見が日々あるようです。

サトウさんの嬉しそうな表情をみて、なるほど、オフグリッドは、現段階では「経済的にお得」ではないけれども、日々が楽しくなる「精神的に健康」な選択肢なのだと思いました。(田中竜二)
  
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