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あきやくん自慢のお家 廣岡邸 ~vol3~

あきやくん自慢のお家

あきやくん自慢のお家


室内に設置したお手製のブランコに乗りながら、
「ぼくのお家は4階建てだよ」と嬉しそうな笑顔を見せてくれたのは息子の曉哉(あきや)くん。


今年の冬で4才になります。


廣岡さんご家族が初めて天然住宅の見学会に足を運んだのは曉哉くんが生後3ヶ月の頃。


「もともと環境に負荷をかけたくないからと、自動車免許すら持たない主人の影響もあり、なるべく自然に寄り添った暮らしを目指してきました。

曉哉を出産後、こだわりの授乳服を扱うお店モーハウスに行った時に天然住宅のチラシを見つけ、すぐに見学会に参加しました」。
それから数ヵ月後、まだ生後半年ほどの曉哉くんを連れて、栗駒の皮むき間伐ツアーに参加した廣岡さん。
普段から、曉哉くんをどんな人に会わせるかどんな体験をさせてあげるかを意識していることもあってか、栗駒のエコラの森にはこれまで何度も足を運んで下さっています。

ご主人の実家を二世帯住宅にと検討していましたが、土地が狭すぎて困っていたところ、2回目のツアーに参加した翌日に、ご実家の近くになかば運命的に土地を見つけます。

すでに天然住宅を知ってから1年以上の月日が経っていました。

目指したのはエネルギーを自給する暮らし

あきやくん自慢のお家


天然住宅を建て、新たに始めたのは玄関前に作った畑での野良仕事でした。


「人と生き物にぐっと近い暮らしに変わったんです。

共働きなのでそんなに手をかけられるわけではないんですけど、生ゴミを埋めたらカボチャの芽が勝手に出てきてどんどん育ったり、頂いた苗木からも野菜が収穫できたりして。


今年は曉哉の友達家族を呼んで収穫パーティもできました」。


廣岡さん家族の試みは、野菜の栽培だけに留まりません。


太陽光発電、太陽熱温水器、雨水タンク、薪ストーブ、ペレット調理器など、たくさんの自然エネルギーを導入し、エネルギーを自給する暮らしも目指しています。
「真冬はお風呂のお湯が温まらず不便な思いをしたこともありますが、その度に自分たちなりのアイディアで何とか乗り切りました。
このノウハウをいつか同じような暮らしを目指す方に伝えられたらと思っています」。

新宿という都会の真ん中で田舎暮らしを目指している廣岡さん家族。

「隣のおばあちゃんは、曉哉を本当の孫のように可愛がってくれます。そういう人と人とのつながりも嬉しい」のだとおっしゃっていました。

そんな曉哉くん。階段の上り下りを毎日繰り返しているからか、足腰がとても強くなりました。
外出すれば「大工さんが建てたお家に帰りたい!」と言うほど、自分の家が大好きなんだそう。

奥さまは言います。
「(曉哉が)いつか山で働きたいなんて言ってくれる日が来たら嬉しいです。そしたら喜んで栗駒に修行に出してやるんですけどね(笑)」。

小さな頃から成長を見ている私たちスタッフにとっても、曉哉くんがこれからどんな大人になるのかとても楽しみです。
廣岡さん、これからもよろしくお願いします!

廣岡さんってどんな人?

ご主人と奥さん、息子さんの3人家族。
2012年6月、新宿区曙橋にて天然住宅を建てました。

地下1階+地上2階+ロフト。息子の曉哉くん曰く「4階建て」の自慢のおウチです。
定期的に開催させていただいている見学会では、廣岡さん自らパワーポイントを使って家の説明もして下さっています。

天然住宅スタッフより

初めて廣岡さんご家族と会ったのは3年半以上前。
その時はまだ、寝返りも打てなかった曉哉くんが、今ではすっかり頼もしいお兄ちゃんに!

会うたびに大きくなったねぇ~と親戚のおばさんのような心境になります。
優しくてしっかり者の曉哉くん。大好きなお家でますます逞しく育っていってほしいです。(井上あいみ)
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