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こことつながっていれば大丈夫 ~vol.5~

こことつながっていれば大丈夫

こことつながっていれば大丈夫


埼玉県所沢市で鍼灸整骨院を営む滝本敬三さん。

天然住宅を建てるまではマンションの一室で治療院を営んでいました。



家の新築とともに自宅に併設する形で再開。

名前も「杉の木をふんだんに使った建物」ということで、「すぎの木鍼灸整骨院」に改名。


訪れる患者さんにも、杉の香りと自然の温もりが心地よいと評判なんだそうです。

滝本さんは高校時代から、アルバイト代で「大地を守る会」の有機農産物の宅配を利用していました。

他にもあらゆる環境系の雑誌を購読していたそうです。

その流れで健康住宅について知る機会があり、学びを深めていきました。
 「自然素材の住宅会社は他にもたくさんありますが、基礎や工法へも配慮し、森のことも考えた会社は他にありません。
それに単に優れた家を造るだけでなく、さまざまなネットワークの中で、常に新しい生き方や暮らしを模索し実践している。
これからますます大変な時代になっていくと思いますが、天然住宅とつながっていれば、悲観せずに前を向いて生きていけるんじゃないか、その安心感を自分の子どもにも残したいと思い、天然住宅を建てました」。

少ないエネルギー消費でより快適な生活を

こことつながっていれば大丈夫
滝本さんの家は断熱に特にこだわり、窓の内側に木製窓を入れ、西側の窓は極力小さくしサンシェードをつけています。

「よく自然素材の住宅は、夏は涼しく、冬は暖かいと言いますよね。
天然住宅を建てた方もエアコンを使わずに過ごしている人がとても多い。
我が家は逆で、夏も冬もエアコンを使います。
でも断熱がしっかりしているから、真夏の夜間は電球ひとつ分くらいの少ないエネルギー消費で家中が快適になるんです。

エアコンに頼らない暮らしではなく、優れた温熱環境と自然素材の組み合わせ、そしてエアコン使用でさらに快適な暮らしができることを知ってもらいたいですね」。
「さらに天然住宅に住んで改めて分かったのは、家はいろいろなバランスの中で成り立っていること。
最高スペックを集めた住宅が最高なわけでなく、それぞれの機能を絶妙なバランスで配置することで、家としての機能を高めているんだと思います。
相根さんはそのバランスのさじ加減を誰よりも知っていると思います。

先日、床下を覗いてみたんですが、(しっかり乾燥されていて)なるほど、これは300年持つかもしれないと思いました」。

今は趣味の園芸に夢中の滝本さん。
限られた敷地の中、生育をコントロールできる、「鉢」を使った栽培をしているそうです。

「ブルーベリーはいいですよ。紅葉も楽しめるし、実もつくし。今年はベランダで柿の栽培もはじめました」。

建築中からさまざまな質問や意見をいただき、学びの多かった滝本さんとの家づくり。
今回改めて話を伺い、その時のことを思い出すとともに、私自身もっと勉強しなくては!と実感しました。

滝本さん、本当にありがとうございました!

滝本さんってどんな人?

ご主人と奥さま、お子様の3人暮らし。
2011年9月に埼玉県所沢市に天然住宅を建てられました。

温和で優しい雰囲気を持ちながらも、静かな口調で熱心に、ご自身のこと、住宅の話をたくさんして下さいました。

▼滝本さんの営む「すぎの木鍼灸整骨院」のアドレスはこちら。
※現在、整骨院の営業はしておりません。

天然住宅スタッフより

今回久しぶりに滝本さんの家を訪れましたが、とても気持ちの良い空間が広がっていました。
「断熱性能を高めてエアコンを上手に使う」という暮らし方は私にとっても新たな発見。

滝本さんのご厚意でお住まい見学会を年に1~2回開催させて頂いております。こだわりの住宅、ぜひ見に来てください!
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