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小野寺ブログ

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Patagonia

こんにちは、スタッフの小野寺です。

 

アウトドアブランドの「パタゴニア」の取り組みが話題になっています。

 

21日の参議院議員選挙投票日に、全直営店を休業するそうです。

 

それは、「家族や友人、大切な人たちと語り合い、投票に行く従業員のため」。

 

おそらく、売り上げが上がるであろう日曜日に、です。

 

パタゴニアのウェブサイトには、こう書かれていました。

 

「僕らがそのような行動を、いま、取らなければ、そして人類のために意義のある問題に懸命な一票を投じなければ、子供たちの将来とその他の野生について気にかけない誰かの思うつぼなのだ。」

 

目先の売り上げよりも、子供たちの将来に目を向け、いまやるべきことをやる。これが、本物の「かっこいい大人」なのではないでしょうか。

  

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みなさん、こんにちは。
天然住宅スタッフの小野寺です。


先日、「新聞記者」という映画を観てきました。


真実を追求する新聞記者と、自分の在り方に悩み苦しむエリート官僚のお話です。

熱いものを感じる映画でした。


情報に踊らされずに、事実を的確に捉え、思考し、本質を見ようとすること。そして、最後は腹を据えて、行動すること。

多くの学びがある中で、鑑賞後に思ったことは、この映画ですら、ひとつの「情報」なんだということです。

映画を観ただけ、情報をインプットしただけでは、なにひとつ自分のものにはなっていない。

踊らされてはいけません。

わかったような気になってはいけません。
毎日のように目にするネットニュースの情報だけで、あたかもそれだけが真実であるように思い込み、挙げ句の果てに会ったこともない他人様の文句を言って時間を過ごすような、そんな人生は送りたくありません。

自分の頭で考えて、責任持って行動したいと思いました。思考停止にはなりたくない。

それにしても、よい映画や本、よい情報というものは、思考のきっかけを与えてくれるものですね。

そして、劇中の「誰よりも自分を信じ疑え」という言葉は、設計をする上でも、大切な心がけだなぁと思ったのでした。

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エコラの森

みなさん、こんにちは。
天然住宅スタッフの小野寺です。


先日、宮城県『エコラの森』での「くりこま植林&皮むき間伐イベント」に参加してきました。


杉の植林と皮むきを体験するイベントです。
当日は季節外れの暑さで、ヘトヘトになりました。。

しかし、だからこそ、その後の温泉とビールは令和一感動的でした。
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設計を担当している私は、普段は体よりも脳みそを使うことの方が多いです。

屁っ放り腰のヤワな男ですが、体験を通して感じたことを記しておきたいと思います。



皮を向いたばかりの杉の木の表面は、つやつやしていてみずみずしい。

木はここで生きているんだと、実感します。


皮をむくことで、木は乾燥し、葉を落とします。
そうすると、多くの光が森の中に差し込み、草木が根を張るようになります。


また、乾燥を続けて立ち枯れした木は、軽くなります。
軽くなった木は、伐採や搬出の際に大型の重機を必要とすることはありません。

森は傷つくことなく、健やかに守られます。
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皮をむくということは、植物として生きた木の命をいただくということでもあります。

その命のおかげで、私たちの暮らしは守られ、豊かなものになります。感謝せずにはいられません。



家族とワクワク楽しく暮らせる家。
冬は暖かく、夏は涼しい家。
それはとても素晴らしいことで、私もそれを目指した設計を心がけています。

それと同様に、家を建てることで社会や環境に与える影響のことも、深く考えるべきだと思います。



家を建てるということは、とても個人的な出来事ですが、住まい手だけで完結するものではありません。


環境の大きなサイクルの中に組み込まれている、とても大切な出来事なのではないでしょうか。
牛も馬もいます


暮らし方や生き方が多様化した今だからこそ、いろんなことが実現できるようになった今だからこそ、もっと周りに目を向けたい。

そこに家を建てることで、何が起こるのか、もっともっと想像力を持って考えたい。

そう思っています。



そして、その想像力を一番持つべきなのは、我々設計者であり、建築家なのではないだろうかと。



住まい手の夢を実現し、社会や森にも想いを馳せる。

政治でも仕組みでも根性でも、どうにも解決できなかったことを、建築の力で解決することができる。

そう信じています。

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「建築家は山へ行け」


挑戦的で偉そうなフレーズですみません。

とりあえず、一緒においしい空気を吸いに行きましょう。

健やかで、おおらかな営みを、見に行きましょう。

「なんか、わかんないけど、こっちが正解だよな」って、私は思いました。


見せましょう、建築の底力を。