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木こりの山仕事体験ツアー in くりこま ~くりこまを持ち帰ろう~

くりこまツアーは定例になってから約7年。
10回以上開催しています。
春は皮むき、冬は伐採をしてきました。

繰り返しのことではありますが、
何度もリピートして参加してくれる方もいらっしゃいます。
本当にありがたいことです。

もしかしたらこのツアー、何回来ていただいても楽しめるのでは!とも思ってきました。
現地スタッフや天然住宅スタッフと顔見知りになるというのも一つあるかもしれません。

それともう一つ。
くりこまで、次々に新しい取り組みが行われている、ということも一つの理由かもしれません。
成功ばかりではないけれども、
着実にやろうとしていることが実現しているのも見て取れるので、
いつも少しずつ違っている、ということもリピートする価値の一つですね。

くりこまツアー

また、この「ツアー自体」も少しずつ変化(進化)することを意識しながら企画をしています。

まず今回、「1泊2日のショートプラン」をつくりました。
いつも1日は平日休みをとって来なければいけない2泊3日の日程設定のみだったのですが、
そういう方が休まずに参加していただけるように、と考えました。

そうしたら、なんと今回参加者の半数以上がショートプランでした!
今まで、無理をさせてきていたのですね。。申し訳ございません。
鳴子こけし
また、いつも3日目にしていた製材所見学を1日目にして、
3日目を「フリータイム」としました。
そして、「お持ち帰りいただけるくりこま」を用意しようと考えました。
自宅に帰ってからも「くりこま」とともに暮らしをおくってもらえたら、うれしいと思って。

フリータイムのメニューをいくつか準備しました。

こけしの絵付け
近所のこけしカフェ「カガモク」さんで「こけしの絵付け」
こけしの絵付け
スプーンづくりワークショップ
木地師に教わるスプーンづくりワークショップ
スプーンづくりワークショップ
森の散策
のんびりしたい方は、NPOしんりん「くらら」と森の散策
その他に、くりこまの木でつくった製品や食器も購入できるようにしました。
よくバスツアーで帰りに強制的による饅頭屋さんのイメージです。
工房とみはり
私も今更ながらお椀とお皿を買いました。

お椀にご飯を盛ったり、お皿にパンをのせたりするたびに、

そうかそうか、
この木はしみーが伐採して、
トミーが製材所から持ち帰って、
ハリーがつくってくれたんだなあ

と思うと、ご飯は糖度を増し、パンはふっくらやわらかになります(気がします)。


つくった人の顔が見える道具を身の回りに置いていく事は、
そういうお気に入りのものを持つということは、
生活を一つ一つ自分のものにしていく作業のようです。

昨日までプラスチックだったものが無垢になり、
それを使うとき、温かみをもって、馴染んでくる。

まだまだ「とりあえず」の多い生活だけど、
少しずつ東京の我が家にも、くりこまが増えていったらいいな、と思いました。
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