こんにちは、スタッフの井上です。
川崎市麻生区で進行中の場づくりプロジェクトの一環で、仲間内で衣食住にまつわるワークショップを月替りで開催しています。
先月は漆喰かまどで炊いたお米でおにぎりを握ってみんなで食べました。
今月は天然住宅がホストを務め、映画上映会を開きましたよ。
上映作品を何にしようか・・たくさん悩んで選んだのは、アウトドアメーカー・パタゴニアの創業者、イヴォン・シュイナード氏が製作責任を務めた「ダムネーション」。無駄なダムを撤去して、川の自由を取り戻そうと活動を続けてきた人たちの姿を追ったアメリカのドキュメンタリー映画です。
「映画といったらポップコーンだよね」ということで、ピープルツリーのチョコとセットに、つまみながら鑑賞していただきました。
- - - - - - - - - - - - - - -
人それぞれだと思いますが、特に社会問題を題材にした映画は、観ている最中、そして観終わった後に、さまざまなことが頭の中を巡ります。それを仲間内で共有することで、ちょっとスッキリしたり、他の人の感じ方になるほどなと思ったり、新しい知見を得たりもできます。
オーナー様のご自宅をリフォームし、新しい場にした時に、そこでどんなことができるかを、試しているところですが、映画上映をする時には、このような感想をシェアできる時間も大切にしたいね、という話をしました。
私は昔からすぐに意見が出てくるタイプではないので、皆さんの言葉に「なるほどなぁ」と耳を傾けっぱなしでした。
自分の考えや思い、気の利いた言葉が見つからないもどかしさを感じつつ、そんな人もいて良いのかもしれない、なんてことも思いました。
日本では、長崎県川棚町こうばる地区で、約半世紀も前に計画された石木ダムの反対運動が今も続いています。
50年もの長い間、この地で苦楽を共にしてきた13世帯、54人の住民の結束力は強く、まるでひとつの家族のよう。彼らの暮らしを丁寧に描いた映画「ほたるの川のまもりびと」は、「日本のとある場所で今、ダムの建設を巡ってこんなことが起こっている!」ということを、ダムネーションとは違った切り口で伝えてくれています。
ちなみに(ご存知の方も多いと思いますが)日本のダム問題に関しては、代表の田中優がとても詳しいです。(ダムマニアですので笑)
石木ダムについての記事を過去のメルマガから見つけたのでシェアさせていただきますね。
- - - - - - - - - - - - - - -
▼田中優メルマガ2018年4月26日配信
▼ほたるの川のまもりびと(公式ウェブサイト)
▼いしきをかえよう
▼ダムネーション(公式ウェブサイト)
▼おにぎりワークショップのこと
「ほたるの川のまもりびと」の配給は、天然住宅のショートムービーを製作してくださった、ぶんぶんフィルムズが行っています。
この映画もいつか自主上映したい!そう思います。