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4/20に吉田俊道さんをお呼びして土づくりワークショップを行いました!
平日にもかかわらず、約30名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

吉田俊道さんは、野菜作りに一番大切なのは、土づくりだといいます。
さらに、身の回りにある雑草や米ぬかなどで、元気野菜を作れる土づくりができるといいます。

菌ちゃん(微生物)が活躍する土でとれる野菜は、
なんと農薬を使わなくても、虫がつかないようになるんだそう。

そのことを、昨年11月の講演のときにお聞きし、
やってみたい!と思っていましたところ、
タイミングが合い、建築中の建主様のお宅のお庭で、実践させていただくことになりました!
うまくいけば、お引渡しと同時に野菜作りをスタートすることができます。

吉田さんは生ごみでの土づくりなど、いろいろな方法で土づくりをしていますが、
今回の方法は、手間が少しかかる本格的な土づくりです。
吉田俊道さん講演
まずは座学。吉田俊道さんからお話を聞きます。

その後現地へ移動し、作業です。
お庭の土
土の質はこんな感じです。
雨が降ると水たまりができやすく、石や塊が多い。
あまりよい土とはいえない状態です。
土の質
排水路をつくりました
①排水のための溝を掘っているところです。
土の質によるところもあると思うのですが、
水はけは重要ということで、一番初めに幅30㎝くらいの排水路を確保しました。
耕耘機で土を軽く耕します
②土はあらかじめ、ユンボで掘削しておきました。この日は耕耘機で軽く耕しました。
土を耕す
上澄み部分の柔らかい土を畑の外側に一旦よけます。
雑草と米ぬかを投入
③草を敷きます。土の状態が良くないため、数回に分けて敷きこみました。窒素分補給のため、米ぬかも混ぜこんでいきます。

草の量は、5キロ/㎡、米ぬかは1キロ/㎡準備しました。

用意した雑草は乾燥したものでしたが、もっと乾いてない状態のものでもよいとのことでした。今回は、土が湿っていたのでちょうどよいとのことです。
米ぬかが均等に行き渡るようにします。その後土をかぶせていきます。
④米ぬかが均等に行き渡るようにします。その後土をかぶせていきます。

土をかぶせ終わったところです。
⑤土をかぶせ終わったところです。
廃菌床
⑥建主様が、シイタケ農家からもらってきてくれた廃菌床(ブロックのもの)です。
廃菌床を細かく砕いて混ぜ込みます
⑦廃菌床は手で細かく砕いて混ぜていきます。この際、土の中になるべく空気を入れたいので、土の上にはできるだけのらないようにしながら混ぜていきました。

土をかぶせる
⑧土をかぶせた後、再び草を敷きこみます。ちなみに草は1㎡あたり5㎏必要でした。3坪を想定していたので約15㎡。75キロの雑草は、結構な量でしたので、ご家庭であればもう少し小さい畑でもよいかもしれないです。

今回は全部で3回にわけて、草敷き→土敷きを繰り返しました。水がうまく切れれば草の下の深い部分まで柔らかくなるそうです。
土敷き
⑨最後の土をかけているところ。土をかぶせ終わった後、真ん中を少し高くします(水が切れやすいように)。そして畑のまわりを10㎝ほど掘り、排水路につなげました。水はけのためです。
ブルーシートで覆いました。
⑩最後は雨よけのため、ビニールシートをかぶせました。
とりあえずこれで当日の作業完了です。
みんなで作業をして、ここまで約1時間でした。

この後、月に一回程度、シートを剥いで、土の湿り気を確認する必要があります。

今回土づくりをしたお庭は粘土質で、正直、土の状態は良いとはいえませんでした。
それがこの半年でどんな風に変わっていくのか、、
 
2ヶ月半後の7月6日(木)に、第2回ワークショップを開催します。
その時に土の変化を皆さんで確かめたいと思います。
もちろん今回参加できなかった方の参加も歓迎です。

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こんにちは、スタッフの田中竜二です。

先週の土曜日、大磯町で建築中のY様邸にて、
上棟式を執り行い、その際、餅まきをしました。
その様子です!
餅まきチラシ
餅まきのチラシ
チラシは奥様とお子様の手作り
絵はY様のお子様が描いてくれたもの。
かわいい。



上棟式当日は、朝からあいにくの雨模様。
上棟式が始まるころ、少しずつ雨足が弱まってきました。

上棟式
上棟式 祝詞奏上
祝詞奏上
上棟式 玉串奉奠
玉串奉奠し、工事の無事を祈念します。
四方祓い
塩、米、酒で、家の四隅をお清めします。
上棟式 込栓打ち込み
柱と土台を固定する込栓を打ち込みます。
続いて、餅まき

朝から降り続いていた雨が、上棟式が終わるころ、
奇跡的にやみ、ご近所の方々もたくさん集まっていただけました!

足場から降りようとしていたら、ご主人が「田中さんもぜひ」と言って下さり、急きょ投げさせていただく側に!
上棟式 餅まき
ありがとうございます。。。
すごく楽しかったです。
餅まき
たくさんのお餅と、お菓子、五円玉をまきました!
餅まき
皆さん、お餅を袋いっぱいに持ち帰ってもらいました
都心部では、最近ではあまり餅まきをすることも少なくなっていますが、
今回、餅まきに参加させていただき、
なぜこのような習慣が昔から行われてきたのか、少しですが、感じられた気がします。

「厄を持って帰ってもらう」という意味や、「富を分配して共同体を円滑に進めるため」など
色々な意味があるようですが、
共同体という意識自体が希薄になった昨今(特に都心部)においては、
「共同体」を意識できるという意味で、
その役割は変遷し、新たな意味を持っているように感じます。(民俗学者風)

ご近所の皆様に、このような形でご挨拶ができるのは
とても良いことだな~と思いました。
餅まきに来ていただいた近所の方も、施主様も、
自然と「上棟、おめでとう~」「来てくれて、ありがとう~」という気持ちになって、
お祝いし、お祝いされて感謝して、みんなが幸せになる素敵な習慣だと思いました。

これから、ご家族がこの地域に根差し、幸せに暮らしていけるといいなと思います。
また工事はこれからですので、決意を新たに今週からまた気を引き締めて取り組みたいと思います。

最後に、奥様からお渡しいただいた封筒に素敵なものが・・・
上棟式
帰ってから封筒を開けると中には、かわいい絵と五円玉。

一日を思い出して、心が温かくなりました。

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ご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、
お客様との打ち合わせの中で、アースについて聞かれたので、
アースコンセントでのアースの取り方について、ご紹介します。

なぜアースをとるのか、電磁波対策のことは下記のコラムを参照ください。
https://tennen.org/column/c_kenkou/denjihataisaku.html

天然住宅では、アース付きコンセントを各室に一カ所は設置するようにしています。

コンセントを指しているだけで、その電化製品は「電場」を帯びています。

冷蔵庫や電子レンジには、家電自体コンセントプラグがアース付きになっていることがよくありますし、
賃貸住宅でも漏電防止用に冷蔵庫や洗濯機のコンセントジャックが、アース付きになっているので、見たことはあると思います。
アース付きコンセントプラグ
アース付きコンセントプラグ
アース付きコンセントジャック
アース付きコンセントジャック
アースの取り方です。
アース付きコンセントジャック
「アース」と書いてあるところのフタを開けます。
アース付きコンセントジャック
ねじを緩めます。
アースの取り方
アース線を差し込み、ねじを締めます
アースの取り方
アース完了
アースの取り方
通電完了
コンセントプラグにアース線がついてない場合にアースを取る方法もあります。
事務所の私のパソコンに取り付けてみます。
アース線
アース線を購入してきます。写真は太くて固い線なので、もっと柔らかいものを選んでもよいかと思います。
アース
同じようにアース線をジャックに取り付け
パソコンをアース
クリップなどで、パソコンの金具が出ている部分とアース線を接触させます。
パソコンをアース
そのまま電源ACアダプターを差し込み
パソコンをアース
アース完了
パソコンは長時間接触しながら使うことになるので、ぜひアースをしてもらった方が良いかもしれません。
疲労が軽減するかもしれません。

コンセントジャックがアース付きではない場合でも、アースを取る方法もあります。

「エルマクリーン」という装置を、コンセントジャックにさして、
上記と同じようにパソコンにクリップでつなげればOKです。

エルマクリーンはこちら

健康な方でも、電磁波も気を付けておくと良いと思います。

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図板
先日、茨城にて計画中の物件についての打ち合わせをしてきました。

天然住宅では、山側にお金を落とせるように、刻みまでを山側で行ってもらい、
付加価値の高い木材にして、出してもらいます。
街の方ではまた別の大工がそれを建てていくことになります。

今回は、栗駒の木材を利用し、茨城の工務店さんがそれを建ててくれます。
「刻む大工と、建てる大工、お互い顔を合わせ、意思を通わせることで、
よりよい受け渡しができるのでは」と現地の工務店からの提案で、この打ち合わせを調整しました。

各産地での木材の違いや、現場の話、
様々な話をしましたが、お互い木材を手刻みする仕事をしてきた大工さんでしたので、
図板(ずいた)の描き方の話で、盛り上がりました。

図板というのは、大工が手刻みをするときに、
紙のCAD図からベニヤ板などに、
木取り(木の向きを見て、性格を把握)をしながら、
もう一度、構造の図面を書き直していく板のことです。

家づくりに関する色々な情報をそこに記していくそうで、最後には真っ黒になることもあるそう。
その書き方によって、大工の性格が出るのだそうです。

図板の図は、間違えたところは、削って、書き直したり、修正していきます。
削っていくことで、一度、間違ったところの履歴が残るので、
紙の(特にコンピューターで作成する)図面に比べて、注意喚起になってよいのだと言っていました。

「何度も削ったところは何かあるんだよ。」
「建ててみたら、あれ?ってこともある」と話していました。

手刻みの良さは、説明するのが難しいです。
言葉にすると、「経験」とか「勘」とか、そういう風にしか表現できないけど、
でもやっぱりこの手間を惜しまない方が良い気がします。

このような手間をかけた分だけ、
何かあったときに、力を発揮してくれたり、踏ん張ってくれるんじゃないかと、
大工さんたちの話を聞いて思いました。

そのような大工の思いが、木に宿るんだと思います。
その思いを直接手渡せるような場をつくれてよかったと思います。

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先週金曜、仕事後の花金タイムを利用して、夜遊びしてきました。
盗んだバイクで、校舎に忍び込み、窓ガラスを壊して回った十代のころ(に聴いた曲)を思い出しながら、子供と「林試の森公園」へ行ってきました。

林試の森公園は、目黒と品川にまたがる緑が豊かな公園で、昔「林業試験場」だったことからこの名前がついています。その名残で、様々な樹種の木が生えていて、しかも名札がちゃんとついているので、とても勉強になる森のような公園です。

そこで、品川の子育て団体が主催する「ナイトウォーク」に参加しました。
http://ameblo.jp/sotoasobiouen/
昼の公園は人間の憩いの場ですが、夜の公園は虫のための場所です。
虫の世界に、懐中電灯をもって、子供たちと踏み込みます。。。

子供のころから、虫好きの父親に連れられて、よく虫取りに行きましたが、その時は、早朝そろそろ虫たちが眠りにつこうとしているときでしたので、今回のように夜活発に動き出す虫を見るのはあまりない経験で、興奮しました。

ちょうど、この時期はセミが羽化する時期らしく、土から出てきて樹に登っていくセミの幼虫がたくさんいました!

セミの幼虫
セミの幼虫
恥ずかしながら、抜け殻の状態しか見たことがなく、歩くセミの幼虫を見たのは初めてでした。最初は子供たちも「いた!」という方向に集まり、発見者には称賛の視線が向けられ、みんなでその1匹を嬉々として観察したのですが、最後の方は、その数があまりに多すぎて、ありがたみがかなり減少していました。

運よく街灯の下の子供たちが見やすい場所で、羽化するセミがいたので、その様子を観察できました。一時間くらいそこにとどまってカナブンの飛び回る灯の下、羽化の様子をじーっと見ていました。

羽化
羽化
羽化
・・・1時間後
とても貴重な体験でした。夜の森は一人で歩くと怖いですが、みんなで歩けば怖くありませんね。

世田谷公園にはポケモンがたくさんいるようですが、林試の森公園にはあまりいないようで、代わりにセミとカナブンがたくさんいました。モンスターボールを使わなくても簡単に捕まえられます。

それにしても、セミはこんなにも多くの人に見守られて、さぞや緊張したことでしょう。
無事に羽化できてよかったね!

ぜひぜひ、残り僅かなセミ人生を謳歌して、暑い夏を盛り上げてください<(_ _)>