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井上ブログ

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アトリエデフ
 
こんにちは、スタッフの井上です。
先日、スタッフ皆で、長野県上田市に本社をかまえる「 循環の家@アトリエDEF 」さんの八ヶ岳営業所を訪問しました! 
 
緑豊かな場所に佇む美しい建物、敷地内には畑やかまどがあり、奥にはたくさんの薪が積まれていました。
工務店の営業所とは思えない、まるでひとつの美しい村にいるようで、歩いているだけで気持ちが高揚しました。
 
アトリエデフ
 
日本の木と土、そして自然素材を使い、自然と共生する家づくりを20年以上に渡り行っているのが、アトリエデフです。
デフさんは、私たちと同じ栗駒木材(現:くりこまくんえん)の木を使いながら家を建てています。
 
そして、私たちが春と秋に訪れる、鳴子の「エコラの森」は、社長の大井さんが名付け親なんだそう!
 
アトリエデフ
 
大井社長はアトリエデフのことを、「日本の森を守り育てる会社なんです」と言っていました。
そして「家を売るのではなく、暮らしを提案しているんです」とも。
 
スタッフ田中は、デフさんに足を運ぶお客様の気持ちを想像しながら、話を聞き、見学や体験をしていたそうです。
 
そして思ったのは、「ここに来ると、家づくりがしたくなるのではなく、暮らしを営みたくなるのではないか」ということでした。
 
地に足のついた暮らしを丁寧に営みたい。そう思った時にふさわしいと思える家。それがデフさんの家なのだと思います。  
アトリエデフ
 
それは、大井社長をはじめ、スタッフの皆さんが、暮らしの本当の豊かさを求め、自然に寄り添った暮らしを実践しているから。
土を耕し、野菜を育て、かまどでご飯を炊き、昼はみんなで食卓を囲む。雑草を抜き、掃除をし、薪を割り、火をおこす…そんなことも就業時間の中でやっているそうです。
 
まさに「暮らしながら働いている」という表現がぴったりでした。
 
アトリエデフ
 
またこんな話も聞かせてくださいました。 
 
新入社員は最初の3ヶ月の間に、畑の土作りから、田植え、山仕事などを先輩からみっちりと学ぶそうです。かまどで美味しいご飯を炊けるようになるまで何度も何度も練習を繰り返します。
 
そうやって得た、食べ物を自分で作る喜びは、大変さも含めて実感の伴った言葉となり、お客様に伝えることができます。
嘘のない言葉は、お客様の「デフの家に住んでこんな暮らしをしたい」という思いにつながるのだと思います。
 
スタッフの皆さんの表情もとてもいきいきとしていて、その姿からも、素敵な会社なんだろうなということが伝わってきました。(私もすっかりデフファンになりました!)
 
大井明弘さん
 
今、大井さんが挑戦しようとしているのは、「自然に還る素材を使った家づくり」から、「再生可能な資源での家づくり」なんだそうです。
 
自然素材だとしても、たとえば数百年後使えなくなってしまうものを使っていれば、いつか資源は枯渇してしまう。そうではなく、何度だって使えるものだけで家を建てたい。 それは地球環境や子どもたちの未来のため。本気の思いを叶えるべく、実現に向けて動きはじめているそうです。
 
アトリエデフ
 
私は子どもの迎えがあり、後ろ髪引かれる思いで先に帰りました。
正味2時間の滞在でしたが、刺激と学びがいっぱい。
天然住宅が目指していることを実現している会社があることに感動し、勇気をもらいました。
きっと参加したスタッフもそれぞれ、胸の中にさまざまな思いを巡らせていることと思います。
 
アトリエデフ
 
天然住宅は東京を拠点に活動しています。
都会から地方へ移住する方が増えている中、そのような方にももちろん役に立てる存在になれたらと思います。
 
一方で、都会に住む人がその場所で叶えられる、無理のない、自然と寄り添える暮らしというものを、これから自分たちでさらに模索しながら、提案していけたらと思いました。
 
アトリエデフ
 
今回、このような貴重な機会をいただけてとても嬉しく思います。 大井社長、スタッフの小倉さんはじめ、アトリエデフの皆さま、今回の訪問のきっかけを作ってくれた、田中悠輝くん、どうもありがとうございました! 
 
アトリエデフ
▲設計課、工事課など、部署ごとに建物が分かれているそうです。
アトリエデフ
▲モデルハウス「循環の家」。
アトリエデフ
▲「循環の家」リビングからの眺め。
アトリエデフ
▲火起こしを体験させてもらいました。
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循環の家
アトリエデフ
アトリエデフ
アトリエデフ
▲火の揺らぎは見ているだけで落ち着きます。
アトリエデフ
▲アットホームな雰囲気。
アトリエデフ
▲火を起こしていたのは、畑からとれたトウモロコシを茹でるためでした。
採れたてトウモロコシ
▲おいしそう〜
トウモロコシ
集合写真

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アトリエ
こんにちは、スタッフの井上です。   
 
今年の2月に神奈川県川崎市で竣工を迎えた「高台のアトリエ」の実例写真をご紹介します!  
 
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床面積はわずか15坪。絶景の高台に小さなアトリエが完成しました。 
敷地の形を利用した床下空間、大きなバルコニー、フルオープンの木製サッシ。   
かわいくってダイナミック。そんな表現がぴったりの建物になっています。
 
一階と地下を息子さまが使い、アトリエは隣家にお住まいのお父さまが使います。
 
今日は、二階アトリエとロフトの写真をお届けします♪
 
フルオープン木製サッシ
▲眺望の良い南側には、一階同様フルオープンの木製サッシを。座っても視線が抜けるように縦格子の手すり子にしました。
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▲床は北海道産のナラ材を使用しています。
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▲囲炉裏テーブルを囲んで食事もできます。ベンチは座面を開けると収納にもなります。
ペンダントライト
▲壁には、漆喰や無垢材との相性が良く、耐水性のある漆和紙を貼っています。
ペンダントライト
▲照明はイサム・ノグチのデザインです。
造作仏壇
▲ご先祖様のメモリアルホールとしても利用したいとのことで、オリジナルの仏壇を造作しました。新たにデザインした家紋を木にレーザー加工しています。
トイレ
▲トイレです。一階同様、アクセサリはすまうとのオリジナル作品です。
造作本棚
▲書庫内でこもって読書ができるよう、浮造り加工をほどこした杉のベンチと背もたれも造作しました。
カウンター
▲カウンターで朝食が食べたいという建て主さまのご要望に応えました。母屋から思い入れのある鏡を持ってきました。
ロフト「
▲ロフトからの眺め。
ロフト
▲小屋裏収納。
造作仏壇
造作仏壇
造作仏壇
火打梁
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▲家紋入りの表札は、原田琺瑯に製作してもらいました。
原田琺瑯
原田琺瑯
 
外観・玄関編は▷▷『こちら』
1階・地下スペース編は▷▷『こちら』
 

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佐伯蒟蒻有限会社
 
こんにちは、スタッフの井上です。
先日事務所に、岡山で暮らす代表の田中優からたくさんのこんにゃくが届きました!!
 
佐伯蒟蒻有限会社という、岡山県和気郡和気町の会社が製造しているこんにゃくで、この会社の創業はなんと1720年なんだそうです。300年近くも伝統を守りながら、こだわりのこんにゃくを作り続けています。こんにゃく芋の栽培も、自社で社長自ら行っているそうです。
 
さっそく持ち帰ったスタッフの下岡は、翌日、さしみこんにゃくの美味しさについて、興奮気味に熱弁していました!笑
 
優さん、嬉しい贈り物をありがとうございました!!
 

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全体会議190704
こんにちは、スタッフの井上です。
 
 天然住宅では隔週で全体会議を行っています。 
今年に入ってから体制の変化もあり、改めて会社のミッションやビジョンを話し合おうと、議論を重ねてきました。
熱のこもった意見が飛び交う中、時に煮詰まってしまったりと、少し時間はかかりましたが、今日、無事に決まりました!
 
 ミッションは、 
『家づくりを通して、持続可能な社会を実現する』
 
ビジョンは、
『自然素材建築を当たり前の選択肢にする』
 
です。
 
 語りだすと長くなるので控えますが、これからも、建て主さまひとりひとりの家づくりと向き合いながら、持続可能な社会づくりを、“心地よく”実現していくことを目指したいと思います。
 
 写真は、会議中の様子を写したもの。 
まじめな中にも、和やかな雰囲気がいつもある、天然住宅です。
 

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鳴子こけし
こんにちは、スタッフの井上です。
 
天然住宅の恒例行事、植林&皮むき間伐イベント@くりこまに今年も行ってきました。
 
下は、よちよち歩きがかわいい1才のお子さんから、上は70代のアクティブなご夫婦まで!
スタッフ合わせると、今回も30名超の大所帯。賑やかな3日間となりました。
 
イベント後、スタッフがそれぞれの視点でブログを書くのも恒例となっていますが、私は700枚近くある写真から、思い出のアルバムを作るような気持ちで選んだ写真とともに、今回のイベントを振り返ってみたいと思います。
 
最後までどうぞお付き合いください!
 
旅のしおり
▲参加者の皆さんに、イベント前からワクワクしてほしくて、初めて「旅のしおり」を作ってみました。表紙は設計の小野寺が描いてくれた力作です!
 
タイムスケジュール
▲研修所のリビングにイベントのスケジュールを貼りました。なんだか合宿っぽいですね〜
 
オリエンテーション
▲オリエンテーション中です。自己紹介をしてはじまります。お茶とお菓子をいただきながら、この時点ですでにアットホームな雰囲気。
 
エコラの森
 

薪ステーション
 

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▲エコラの森の麓にある研修所です。温泉宿希望の方以外は、3日間ここで寝泊まりします。なんと、馬がつながれています!このイベントではお馴染みの光景ですが、日常生活に置き換えると、「えっ、(犬じゃなく)馬?!」ってなりますよね(笑)
 
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▲植林、皮むき間伐の開催地である「エコラの森」の入り口です。リゾート開発に失敗したのち、乱伐され放置されていた260haの広大な森を、栗駒木材(現:くりこまくんえん)が買取りました。現在はグループ団体のNPO法人しんりんが管理しています。
 
エコラの研修所
▲エコラの研修所。食事やセミナーを聞くお部屋です。
エコラの研修所
▲参加者やスタッフが寝るお部屋。男女別の相部屋です。
乗馬
▲スタッフの子ども達、馬に乗るのを毎回楽しみにしています。
子どもとはしゃぐ!
▲夜にお酒を飲みながら交流しているところです。1歳のWくんのあまりのかわいさに大人達はみんなメロメロでした。
子どもたち
▲子どもたち同士、年齢関係なく仲良く過ごす姿も、このイベントの見慣れた光景です。いつもより夜更かししちゃう子もいれば、遊び疲れてあっという間に寝てしまう子も。
ハンモック
▲前回にはなかったハンモック。子どもにも大人にも大人気でした。

【1日目】薪ステーションで薪割り体験

薪割り
薪割り
薪割り
薪割り
薪割り
薪割り
薪ステーション

【2日目午前】牛さんのいるお山で、植林!

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▲林業者にとって、下草刈りはとても大変な作業です。エコラの森では、牛が草刈りの救世主!写真手前の木は同じ時期に植林をしているのですが、左側と右側で生育状況が違う(左側のほうがよく伸びている)のがわかりますか?左側が牛に下草刈りをしてもらったほうなんだそう。動物の力、恐るべし!です。
植林
▲かなりの急傾斜! そして炎天下!!
植林
▲その分、眺めは最高でした。
植林
植林
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▲人懐っこい牛さん達が、人間を見つけてやってきました。
エコラの森
▲個人的にこの写真がすきです。動物と人間、それぞれが思い思いに過ごしている。当たり前のようにそばにいる、距離感が絶妙なんですよね。
植林
▲お顔も真っ赤に日焼けしちゃいました。
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▲3日間フル参加は初めてのスタッフ濱中。真剣な表情です。
植林
▲リピーター参加のAさん。今年はお子さんを連れて家族で参加してくださいました。
植林
▲この日は全国的にも記録的な猛暑日。みんな本当に暑かったと思いますが、黙々と(楽しみながら)作業してくださいました。

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▲スタッフ濱中。パパの顔ですね〜
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▲大きく育ってね〜
植林
▲スタッフ小野寺もがんばってます!
植林
▲私は苗木数本植えただけでへとへとでした。。
集合写真

【2日目午後】もっともっと剥きたかった、皮むき間伐

皮むき間伐
皮むき間伐
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▲つるっとむけました〜
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▲初参加のSさんご夫婦、表情からも楽しさが伝わってきますね。
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▲スタッフ田中です。どこまでむけるでしょうか?!
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▲森が大好きなスタッフ増本も楽しそうです。
皮むき間伐
▲スタッフ田中の子ども(5才)です。真剣な表情で手鋸を使います。
皮むき間伐
皮むき間伐
皮むき間伐
皮むき間伐
集合写真

【合宿めし】体をめいっぱい動かした後の食事はとびきりオイシイ!

ツアー飯
▲山仕事の後は、いつも以上にお腹が空きます。献立は何だろう〜と楽しみが募ります。
ツアー飯
▲こちらは朝ごはん。朝から豪華です!
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▲早く食べたいよ〜
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▲みんなで手を合わせて、いただきます。
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▲参加者の方も一緒に、準備や後片付けなどをやります。積極的に関わっていただきありがとうございます!
ツアー飯
▲特に席は決まっていません。空いているところに座ります。温泉後、さっぱりしたところで和やかな夕飯タイムがはじまります。
ツアー飯
▲朝食。みんなご飯ですよ〜
ツアー飯
ツアー飯
ツアー飯
昼ごはん
▲午前の部の植林が終わり、山から降りてきた後の、お昼休憩。外で食べました。
植林
▲研修所の前にある、大きなウッドデッキ。木陰は気持ちいいです。
ツアー飯
▲大きな炊飯器でお米を炊きます。まさに合宿です!
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▲2日目夜はバーベキューを。たくさん食べてね〜

【3日目】製材所見学

くりこまくんえん

くりこまくんえん
くりこまくんえん
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くりこまくんえん
くりこまくんえん

【3日目】木地師に学ぶ、無垢の木スプーン作り

スプーン作り
▲3日目。地元の木地師、工房とみはりの富張さんによる、スプーン作りワークショップ。
スプーン作り
▲スプーンかターナーを選んで作業開始。あらかじめ成形してもらったものをさらに彫刻刀で削っていきます。約2時間のプログラム。小学4年生以上はひとりでできます。
スプーン作り
スプーン作り
工房とみはり
▲黙々と作業中。
工房とみはり
▲息子さんのスプーンを作っているそう♪
工房とみはり
▲真剣な表情ですね。

また、秋に会いましょう。

 
もう何十回と足を運んでいる、くりこま。
正直、新しさのようなものは、あまり感じることができなくなってきました。
それよりも、今年もやってきたなぁという、しみじみとした安堵感が年々増しています。
 
でもそれでいいのかな、と思っています。
ここの山や、その山を守っている人達に、毎年必ず会いに行くということ。
そう約束し、その約束を果たせることが嬉しいんです。
 
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木の命をいただく行為、生産者のこと、その後のプロセス。
さまざまな過程を経て、建て主さまに継がれていく住まい。
家という、人の人生の土台を支える大きな器が、単にお金を出して買えるものではないということを生産地に足を運ぶことで改めて感じることができます。
そういう原点の気持ちを思い起こさせてくれるのが、このイベントに参加する醍醐味のような気がします。
 
春に皮をむいた木は、秋に伐採をします。
伐採イベントは、11月2(土)〜4(月祝)に開催することが決まりました。
 
今回参加された方も、過去に参加したことがある方も、もちろん初めての方も、どなたでも参加できます。
秋は紅葉が見事だと思います。
ぜひ一緒に、行きましょう。
 
私もまた、くりこまへの里帰りを楽しみにしたいと思います。
 
鳴子こけし
▲まってるよ〜
桜井こけし店
▲念願だった桜井こけし店へも行けました♪