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井上ブログ

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チキンカレーとバタートースト
 
こんにちは、スタッフの井上です。
 
去年の春に引越した家の隣には小さなカフェがあります。
とても気になっていたけれど、なかなか足を運べずにいました。
そんな「近いけど遠かったお店」に先日娘とついに行ってみました!
 
食事も美味しく、居心地もよくて。
「あぁ、もっと早くに来ていたらよかった」と思ったのでした。
 
お店は自宅の一階を改装していて、店主はおそらく私よりも少し年上の女性です。
学年は違いますが、娘と同じ小学校にお子さんが通われていました。
 
少し先輩ママとなる彼女に学校のこと、子育ての話など聞くことができました。
とても気さくで笑顔が素敵な方。
「あぁ、これからもう少し距離が縮まったらいいな」と思ったのでした。
 
いっぽう、娘もとても気に入った様子。
「この家にずっと住みたい。だって、隣に〇〇さんのお店があるから」とのこと。
「大きくなったら(今は小1です)ひとりでお茶したい。それで、好きな物を好きなだけ食べるの!」とも(笑)
 
思いもかけず、こんなにもご近所にお気に入りとなるお店ができたこと、「週末また行こうね」と娘と約束を交わし、
楽しみを共有できるようになったこと、それらが暮らしを豊かにしてくれているなぁと感じられていること。
そんなことが、とても嬉しいです。
 
気になっていたけれど、なかなか行けずにいたお店。
そんなお店があるよという方、いい出会いが待っているかもしれません。
ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
 
ホットココア
withアイスクリーム

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豆菓子
 
こんにちは、スタッフの井上です。
 
先日、熊本県に住む建て主さまから嬉しい贈り物が届きました! 
熊本産の素材ばかりを使い、化学調味料や合成着色料、保存料や香料等を使わずに手づくりされた豆菓子で、スタッフみんなで美味しくいただきました。
 
その後、久しぶりに建て主さまと電話でお話したのですが、「話していたら聞きたかったことを思い出しました」といくつか質問をいただきました。
 
困っていたり取り急ぎのことではなく、電話やメールをするほどでもないけれど、気になっていたり教えてもらいたいことって実はけっこうあるのかもしれない。建て主さまとのやりとりから感じたことです。
それはきっと他の建て主さまにも言えることだと思います。
 
建築前・建築中は、密にやりとりがありますが、お引渡し後はどうしてもその数が減ってしまいます。
だからこそ、建て主さまからの「ちょっと気になる」や「教えてほしい」のお声をキャッチしやすい距離や間柄でいられたらいいな、そう思いました。
 
ちょうど去年から、建て主さまのお家訪問を積極的にするようになりました。
暮らしを拝見したり、お話を伺ったり。個人的にもとても楽しみで大好きな時間です。(後日、その模様をブログでご紹介しています) 
 
ご訪問する数は、月に1~2件と少ないものの、今後もこのような機会を通じて(他のコミュニケーション手段も模索しつつ)建て主さまとの関係を深めていきたい。安心感を抱いていただける存在になれることを目指したい、そう思います。
 
Tさま、心のこもった贈り物をありがとうございました!

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リビング

 
去年の12月、千葉県船橋市にお住まいの建主Yさまの家を訪問しました。
Yさまは中学生と小学生のお子さま、ご夫婦の4人暮らし。ちょうどお引渡しから丸2年が経ちました。
 
まず驚いたのは、室内の暖かさと空気のやわらかさです。ペレットストーブの暖気を、無垢の杉材やウールなどの自然素材が蓄熱し、家全体をじんわりと暖めながら保温しているような、エアコンのそれとは異なる、包まれるような暖かさを感じました。
 
心も体もゆるりとほぐれたところで、Yさまに当時の家づくりのこと、現在の暮らしについてお話を伺いました。
 

家づくりを計画中の方、その予定はないけれど、天然住宅に暮らす人の暮らしに興味がある!という方も、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。

 
どうぞ最後までお付き合いください♪
ダイニング
▲照明やカーテンは、千葉市内にショップをかまえる「CLASSICA(クラシカ)」さんによるコーディネートです。室内の雰囲気を左右する大きなアイテムは、あえてプロの方に選んでもらうというのもひとつの手ですね
 
 
Yさまは家づくりにあたり、ハウスメーカーの住宅展示場、天然住宅の家、両方を見学されました。
住宅展示場は広いばかりで現実味がなく、暮らしのイメージを描くことができなかったそうです。それゆえ、ご夫婦ともに「何だかしっくりこなかった」とのこと。また、高気密住宅であるがゆえの息苦しさも感じたといいます。
 
一方、天然住宅では、実際に天然住宅で暮らす建て主さまのご自宅を見て体感していただきました。
カビはもちろん、窓枠にも結露が見られなかったこと(※)に驚き、無垢の床の気持ち良さに「こういう家で暮らしたい」と思ったそうです。暮らしのイメージも描くことができたそう。 そんな過程を経て、天然住宅での家づくりが進んでいきました。
 
設計の打合せについて話を聞いてみました。
『提案いただいた間取りはとてもシンプルでしたが、今思えば、はじめに作りこまなくてよかったです。住んでから必要に応じて加えることができますから』
変化に対応できる住まいのほうが使い勝手が良い、と感じているようです。
 
そんなYさまの、ここだけは譲れなかったという、家づくりの「こだわり」を教えていただきました。
 
1. 広さよりも明るさを優先すること
2. 仏壇のスペースをつくること
3. ご主人の野球ロッカーをつくること
4. ペレットストーブを設置すること
5. 木に塗装すること  
 
上記のほか、奥さまはキッチンにパントリーがほしかったそうです。しかしスペースの都合で、独立した空間をつくることができなかったため、「こんな風に使いたい」というイメージを絵にし、食器棚、食品庫などを大工さんにつくってもらいました。
素材にこだわりのある家だから制限も多いはず。はじめはそう思っていたそうですが、結果的に意外と何でもできた(使える素材は思ったよりも色々あって、その都度見つけてもらった)そうです。
 
『こちらからお願いしたことではありませんが、シンクからバックカウンターまでの幅にゆとりがあって、使いやすいです。シンク上の吊戸棚は抜け感が出るようにと、提案いただきました』
 
(※)住環境によっては、サッシ枠に結露が起こる場合があります
子どもスペース
▲子ども部屋はひとりあたり4.5畳とけっして広くはありませんが、間仕切りがない分、広々とした空間です
 
 
『当初、希望はしていませんでしたが、提案があったので子ども部屋の上にロフトをつくりました。今、ロフトは娘が漫画を読んだり寝るスペースとして使っています。ロフト生活を満喫していて、つくってよかったと思いました』
 
自然素材ゆえの「木の変化」に対する思いも教えてくださいました。
『春から夏にかけては、木が湿気を含んで膨らみます。逆に乾燥する冬は、木が収縮するため、床板と床板の間に溝ができるんです。こういう変化は、自然素材を使っているからこそ。個人的にいいなと思っています』
 
木の香りがする家は訪問客にも好評で、お子さんの友だちが、自分の友だちに「すごいでしょ!」と自慢することもあるのだとか。
 
居心地の良い空間は、家に対する気持ちにも変化をもたらしました。以前は「忙しくて疲れたから家にいよう」でしたが、「何もないけど家にいたい」に変わったそうです。「家族みんなで、ついリビングでダラダラしてしまって」。そうおっしゃるご夫婦の幸せそうな笑顔が印象的でした。
外観
 
建て主さまの普段の暮らしぶりを垣間見れるお宅訪問には、これから家づくりを行う方の参考になるアイデアがたくさん詰まっているように思います。ここからはたくさんの写真とともに、Yさまの家、暮らしをご紹介していきますね。


キッチン
▲吊戸棚は抜け感を意識し、箱タイプではなく、「アイアン×木」でつくりました
PCカウンター
▲キッチンのバックカウンターにはパソコンコーナーをつくりました
建具
▲建具も塗装しています
階段
▲階段も、白×古色で塗装しました
ホワイトボード
▲キッチン横の壁にはタカラスタンダードのホーローパネルを貼りました。掲示板として使っています
バックカウンター
▲キッチンのバックカウンターです。ごみ箱もキャスター付のワゴンもサイズがぴったり。オーダーならでは!
バックカウンター
▲スライド式の食品庫です。取っ手は奥さまが選んだもの
引き出し
建具の小窓にリースを
階段
ペーパーホルダー
▲ペーパーホルダーは奥さまセレクト
照明
▲トイレの照明です
野球ロッカー
▲ご主人こだわりの野球ロッカー
野球ロッカー
▲ユニフォームを飾るための額は大工さんの手づくり
野球ロッカー
▲バットの収納も大工さんがつくりました
リビング
▲リビングの右奥には天井高の収納をつくりました。リビングの中央にはペレットストーブが設置されています
ラグマット
▲模様がかわいらしくて、個人的にいいなと思った、ギャッベ(絨毯)もクラシカさんで購入したそうです
吹き抜け
▲吹き抜けからダイニングを見下ろしたところ。床や建具、家具などの塗装は、ヨーロッパの古い家をイメージして色を選びました
照明
▲2階の勾配天井に吊り下げられた照明も、クラシカさんの提案です
ウッドデッキ
▲ウッドデッキは広々とつくりました(このウッドデッキをもっと活用するのが今後の課題だそうです)
玄関まわり
▲玄関まわりは、すっきりとシンプルに
庭
 
Yさまとの会話の中で、私の心に残ったこと。それは、カーテン選びから派生したエピソードでした。
 
クラシカさんに選んでもらったカーテンは、防炎や遮光機能のついていないもので、はじめは外から室内の様子が見えやしないかと心配があったそうです。
しかし実際に暮らしてみると、その不安は一変しました。むしろ、そうしてよかったと思えたのだそうです。 
 
その理由は、室内からぼんやりと明かりがもれている光景を見た時、ほっとしたから。
だから今、「家路につく時、外から見る自分の家」が、とても好きなんだそうです。
 
もちろん環境によっては、遮光カーテンが必要な場合もあるかもしれません。一概に、何を選んだから正解ということではないのだと思います。けれどこのエピソードから、「カーテン選びも、暮らしづくりの大切な一部」なんだと、教えてもらった気がします。
 
そして思いました。自分の家の良さをそんなところから見つけられるYさまは、きっと日々の何気ないシーンから、自分の心に響く「いいな」「すきだな」を見つけたり、感じたりするのが上手な方なのかもしれない、と。上手と言いますか、きっと大切にされているのだろうなと。そんなことを想像したら、私もYさまのように、自分の心に響くことを大切にしたい、何より、暮らしをもっと楽しみたいなと思ったのでした。
 
Yさまご家族の日々の営み、暮らしを支える土台に私たちの家があるということを、改めて誇りに思いました。
Yさま、素敵な家、そして暮らしを見せてくださり、ありがとうございました!

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鳴子こけしとくりこまツアー
こんにちは、スタッフの井上です。
 
今年も無事に、くりこまツアーを開催することができました。
参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
 
初めてツアーを行ったのは2010年ですが、2012年に娘が生まれてからは、彼女も連れて参加するようになりました。
年々スタッフの子どもは増え、今年は5人(6、4、3、2、1才)の子どもたちが参戦してくれましたよ。
 
スタッフとしての役割をこなしながら、子どもを見るというのはなかなか大変ではありますが、参加者の方含め、周りの方のあたたかな目であったり、そういう状況を受け入れてくれる環境があるということ、改めてありがたいことだと感じました。
 
ツアーでは、新たな試みとして最終日にフリータイムを設けたり、出張料理人かおるさんのおかげで、食事のクオリティが高まるなど、メインのプログラム以外も、充実した内容になったと思います。

くりこまツアー
▲2014年、春開催のツアー写真。娘、この時2才でした~(ちなみに初めてくりこまに連れて行ったのは生後3ヶ月の時でした!)

今年はあたらしい相棒を連れていきました

 
ツアー前、スタッフと事前ミーティングをしていたある日、何かをきっかけにこんな会話がはじまりました。
 
鳴子(ツアーの開催地)と言えば、こけしだよね。今年のツアーではこけしを連れていきたいなぁ。
ツアーの様子をこけしが伝えたらおもしろそうじゃない?どの写真にもこけしが入っているという。
いいね、それ!おもしろそう~
 
冗談交じりの会話でしたが、森の中にこけしがいる風景を想像したら、何だか楽しくて、「これは実現せねば!」とさっそくこけしをゲットしたのでした。
ということで、今年は娘だけでなく『マイ・鳴子こけし』も連れて行きましたよ。
 
今回のブログのテーマは、「鳴子こけしと子どもたち」です。
たくさんの写真とともにお届けします。ぜひ、ご笑覧ください♪
エコラの森の入り口
▲「はじまるよ~」エコラの森の入り口にて。
エコラの森
▲エコラの森の研修所。ツアー中はみんなでここに泊まります。
カメ虫バスターズ
▲スタッフは前泊し、参加者の皆さんをお迎えする準備をしました。子どもたちも率先してお手伝い。宿泊施設に大量発生していたカメムシと格闘してくれました。自らヘルメットをかぶってレンジャー気分。カメムシバスターズの誕生でした(笑)
鳴子こけし山の中へ
▲山の中へ出発。私(こけし)はどこにいるでしょう~
こけし山の中
▲山の中は寒いっちゃ~
こけし山の中
▲木こりさんの話もよーく聞きます
こけしはポケットの中
▲寒くなったら、ここがあったかいっちゃ~
鳴子こけし
▲山仕事の後のお昼ご飯。外で食べるのは格別だっちゃ~
乗馬
▲子ども達のお楽しみ。今年もお馬さんに乗りました!
IMG_20181110_085631
▲こけしが作られた背景には諸説ありますが、そのひとつに「木地師が子どもの玩具」として作ったというのがあるそうです。なるほど~。1才の子どもの遊び道具として、かなり優秀でした。出産祝いにこけし!お勧めですよ。
鳴子こけしフィーバー
▲こんなに喜んでくれるなら、ふりまわされるのも本望だっちゃ~
鳴子こけしと朝ごはん
▲毎日食卓に並ぶ、美味しいごはん。今日もお腹がすいたっちゃ~

広葉樹のスプーンづくりワークショップ

工房とみはり
▲最終日は、鳴子に工房をかまえる木地師の富張菜々子さん(工房とみはり)に講師をお願いし、スプーン・ターナーづくりのワークショップを行いました。器も大人気でした。
ワークショップ
▲ワークショップの様子です。どのスプーン(ターナー)にしようか、じっくり選んでいるところです。
スプーンづくりbefore
▲削る前のスプーンです。
ワークショップ
▲小刀を使って、削っていきます。みんな真剣です。
木のスプーン
▲マイスプーン&ターナーの完成です!
ワークショップ
▲自分の作品を持って、ハイチーズ♪

豆こけしの絵つけ体験

こけし絵付け体験
▲準喫茶「カガモク」にて豆こけしの絵付け体験をさせてもらいました。
こけし絵付け体験
▲ツアー常連の森田さん。ただいま下書き中。鳴子こけしも見ています。
こけし絵付け体験
▲それぞれの個性が出ています。スタッフ小野寺の腕あたりにこけしが?!
こけしの柄つけ体験
▲娘の作品です。とってもかわいらしい!(親ばかですみません)
こけしの柄つけ体験
▲完成品を並べてみました。みんなかわいいですね!
こけしの絵付け体験
▲負けてられないっちゃ

「カガモク」は、こけし好きの聖地でした!

カガモク
▲エコラの森から歩いてすぐのところにある準喫茶「カガモク」は、ツアーの受け入れをしてくれた「NPO法人しんりん」のグループ会社「サスティナライフ森の家」が施工しました。
カガモク
▲店内はこんな感じ。パッと見たところ分からないですが、室内の至る所に「こけし」がいました。
カガモク
▲こんなところにも?というようなところにも(笑)
カガモク
▲トングだってこけしの形をしています
カガモク
▲あんなところにも。こんなところにも!
カガモク
▲シナモンドーナツ美味しかったです~
カガモク
▲薪ストーブにまで・・!
カガモク
▲仕口にまで・・!
こけしののれん
▲手ぬぐいを連ねて暖簾に。一目ぼれしてしまい、帰宅後、私もゲットしました(笑)

みんなの笑顔がたくさん見られたイベントでした

集合写真
▲解散前の集合写真。みんないい笑顔ですね!鳴子こけしは娘の手の中に(笑)
おまけ
▲おまけ写真。6才の娘は中学生の参加者Yくんのことが大好きになりました。最後は恋人つなぎをせがんでいましたよ。ませているなぁ。Yくん、娘の純な乙女心を受けとめてくれてありがとう~

また来年も、お会いしましょう!

 
これにて、木こりの山仕事体験ツアーinくりこまのツアーレポートを終わりにします。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
こけしラブ
▲かわいいかわいい、スタッフ増本の子どもと鳴子こけしとの、3ショット。今度は「こけし」を堪能しに、プライベートで鳴子に足を運びたいです~

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丸テーブルを囲む
先日、神奈川県は大磯町に暮らす建て主さまの家を訪問しました。
 
小学一年生と2才の姉妹、そしてご夫婦の4人暮らし。
これから、暮らしはじめて2回目の冬を迎えます。
 
子どもたちの表情や室内外のしつらえ、お話のあちこちから、暮らしを楽しんでらっしゃる様子が伝わってきて、居心地のよい幸せな時間を過ごさせていただきました。
 
布を吊り下げただけというカーテンはなんともやさしい色合い。
羊毛の飾りがついた手作りのモビールや、子どもたちが描いた何気ない絵や工作たち、ガラス作家がつくる照明や、上質なおもちゃなど。
 
それらひとつひとつが部屋全体に柔らかくてあたたかな雰囲気をもたらしていました。

モビール
照明
「かわいい~~」
「素敵ですね」
「ときめきます!」 
そんな言葉を何度、発したことか(笑)
 
特にいいなぁと思ったのが、ダイニングの丸テーブルでした。
 
ダイニングテーブルといえば長方形のスタンダードな形を思い浮かべる方も多いと思います。
天然住宅でも、丸テーブルをお勧めすることはありますが、実際に見せていただいたのは初めてで新鮮でした。
 
建て主さまご自身で見つけられた、京都に工房をかまえる職人のオーダーメイド家具だそうで、自分の想いを電話やメールで何度も伝えながら造ってもらったそうです。

テーブルを囲む
▲お母さんの手作りグラノーラ。子ども達の大好物のようです。
テーブルを囲む
▲わたしも一緒に囲ませてもらいました♪
「テーブルは毎日使うもの。家族の中心でもあります。家族が輪になる、そんなイメージが理想で、丸テーブルを選びました」とは建て主さまの言葉。
 
これまで、丸テーブルと言えばおしゃれなカフェにあるイメージでしたが、建て主さまの“暮らし”にすっかりと馴染んだ佇まいは本当に、素敵でした。
 
建て主さまがおっしゃっていたように、丸いテーブルって家族の「輪」を想起させるし、そこで暮らす人たちを、時間を、まあるくしてくれるような気がします。そして「囲む」という表現がぴったりですよね。
影響を受けやすい私は、いつか我が家にも丸テーブルを・・なんてことを夢見てしまったのでした(笑)
  
家具選びで悩まれている方は、けっこういらっしゃるかもしれません。建て主さまが心からお勧めする、家具職人さん。
「ワシタカ工藝」という工房をかまえてらっしゃる方のようです。
気になる方はぜひ、ホームページをご覧になってみてくださいね。
 
ワシタカ工藝さんのHPは⇒⇒『こちら』
外観
ここからは、たくさんの写真とともに、家の様子をご紹介しますね。
 
 
リビング
▲リビングです。建具つきの棚の中にテレビを収納しています。照明は、ガラス作家・安土草多さんの作品。天然住宅の建て主さまは安土さんの照明を選ばれている方が多いです!
大黒柱
▲くりこまで足を運び、家族みんなで伐採をした丸柱。太いですね~
大黒柱
▲抱き心地もさわり心地も良さそうです。「床に座ると、背もたれにちょうどいいんですよ~」とのこと♪

ダイニング
▲ダイニングの一角に、一枚板でカウンターテーブルをつくりました。可愛らしいコーナーですね。漆喰壁はほのかにピンク色です。
絵
▲お子さんたちの絵や作品が、あちこちに飾られていました。
キッチンタイル
▲キッチンの壁タイルは標準仕様からグレードアップしました。タイルが変わるだけで、雰囲気もがらりと変わる気がします。
スタディコーナー
▲奥さまのこだわりだったというスタディコーナーは階段下に。
子どもスペース
▲2階の子どもスペースは、間仕切りをつくらず、広々と。
子どもスペース
▲子どもスペースの壁に本棚がありました。
子どもスペース
▲おもちゃもかわいくて・・!
押入れ
▲絶好のかくれ場所、みたいです。
モビール
▲モビールの影もゆらゆら揺れて、気持ちがほっこり。
ロフト
▲ロフトの小窓から、「やっほー」
漆喰壁にタイル
▲漆喰壁にはお子さまが海で拾ったビーチグラスを埋め込みました。
玄関
▲玄関扉は引き戸タイプ。両手に荷物を抱えている時も楽に開閉できますね。
表札
▲お子さんの描いた絵を表札に(かわいらしいです♡)
表札
▲ご友人につくってもらったというガラスの表札。美しい~!
https://www.instagram.com/panorama.glass.labo/
お庭
▲お庭(緑)があるってやっぱりいいですね。
ご訪問後、建て主さまとのメールの中に、こんな一文がありました。
 
“食べるものや身の回りのことについて、何にお金を払うか、誰にお金を払うかが、私たちのこだわりです。そこからきっと良い未来が生まれると信じています”
 
天然住宅で家を建てようと決めたのも、きっと良い未来が生まれることを信じた時に、ご夫婦で出した答えだったのかもしれません。
 
ワシタカ工藝さんの丸テーブルを選ばれた理由も、きっと同じだと思います。それに、大きな買い物だけでなく、もっと小さな、毎日の料理に使う食材や日常で使う物、子どもに与えるおもちゃなども。何かを選ぶ時に「良い未来につながるものを」という視点があるだけで、もの選びも、その後の暮らしも変わってきそうです。
 
一方で、それらのこだわりは強くなり過ぎてしまうと、窮屈さを伴ってしまうこともあるかもしれません。現実は常に存在しますから、理想通りにいかないことだってきっとあると思います。でも建て主さまには、現実を内包するようなおおらかさがありました。そして、自分たちにとっての一番の幸せや暮らしの中心におきたいことが、ちゃんと定まっているのだなと感じました。
 
印象的だったフレーズがあります。子育てのお話についてです。
“この丸テーブルを家族で囲んで、気持ちのこもった美味しいパンをかじって、家族でワイワイやっていたら、それで大丈夫。子どもは自然に育つから”と。
 
それが自分たちにとっての幸せの土台なんだと、大切にしていることなのだと教えていただいた気がします。
私たちの家を建ててくださったお客様が、笑顔で暮らしている。楽しそうに、幸せそうに。ただただそのことを嬉しく思いました。
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上棟式で餅まき
上棟式では、自分たちだけではなく、周りの方にも幸せが広がっていきますようにという想いから、今ではすっかり珍しくなってしまった“餅まき”を行いました。当日はたくさんの方が集まってくださり、あたたかな会となりました。新しい地に居をかまえる。はじまりの時を、ご近所の皆さんにも祝っていただく。とても幸せなことです。建て主さまにとって忘れられない一日となりました。