HOMEブログ > 井上ブログ

井上ブログ

テーマ:井上ブログ

木製の玄関トビラ、いろいろ

木製玄関扉
家の顔にもなりうる、玄関扉を無垢材で造ってみたら・・
無垢の木で造るゆえ、環境によっては板が反りやすくなる、そんなデメリットも、正直あります。けれどそれ以上のメリットも。
単純に、カッコいいのです。いい雰囲気を作りだしてくれます。塗装をすれば、また違った雰囲気が楽しめます。
毎日見るもの、触れるもの、見られるところだから、こだわりたい。そんな事例を集めてみました。
木製玄関扉
▲シンプルな引き戸タイプの扉です。無塗装です。
鉄製取っ手
▲取っ手は鉄製。錆びた雰囲気がカッコいい!「これをつけたい!」と、建主さま自ら選んできてくださいました。
DSCF4995
▲扉上部は、風が抜け、光をとりこめるよう、開閉できるようにしました。
94f1ed4305db83d3acd4d54bfac80321
こちらは開き戸タイプ。床のタイルや照明の雰囲気にも合っています。かわいらしい、けれど甘すぎない、そのバランスがgoodです♪
木製玄関扉
▲まるでカフェのようなナチュラルテイストの扉です。色は奥さまの好みのイメージを忠実に再現しました。新築時より年月を経ることで、よりアンティークな雰囲気が増してきています。
木製玄関扉
▲玄関アプローチにも工夫がいっぱいです。
木製玄関扉
▲きれいなグリーンです。存在感がありますね!
木製玄関扉
▲遠くから見ると、こんな感じです。

既製品とはまた違う、よさがあるから

いかがでしたか?
断熱性や耐久性、コストパフォーマンスなど、玄関扉は既製品の良さもたくさんありますが、造作の玄関扉も根強い人気があります。
毎日見るもの触れるもの、そして人から見られる、まさに「家の顔」ですから、こんなところにも自分のカラーが出せたらいいですね。ぜひ、参考にしてみてください。

テーマ:井上ブログ

組手什(くでじゅう)とは、国産材でできた長さ2mの木工キットのこと。自分で好きな長さにカットして、レゴブロックのように自由に組み合わせてオリジナルの木製棚をつくることができます。
 
くりこまで生産している、組手什。人気商品で在庫切れのことが多いのですが、先日久々に数量限定で入荷しました!さっそく、建主さまがご購入くださいましたよ。
 
今回、ご紹介するのは大田区羽田にお住まいのSさまが作った「お子さま用の机兼棚」です。
組手什
▲今回、初めて組手什DIYに挑戦したSさま。奥さまが設計し、旦那さまが組み立て作業を行いました。
 
奥さま曰く、「設計が凄く大事!」だそうです。
その際、木の幅を考慮して計算することがポイントだそう。これを怠ってしまうと、置きたいものが置けなくなってしまう事態になるので要注意とのこと。
組手什
▲釘もボンドも使わずに作ることができるのが組手什の魅力です。木の切り欠き部分をぱかぱかと組んでいくのですが、うまくはまっていく感じが気持ちよく、やみつきになる人続出です。
組手什
▲こちらが完成品。組み立て時間は約1時間。使用した組手什は14本(約7,000円)でした。
組手什
Sさまに作ってみた感想を聞いてみたところ、こんな答えが返ってきました。
 

「今ある収納ケースを基に、設計をし、組み立てたので、スペースの無駄がありません。やっぱりこうしたい!とか、ここを広くしたい!と思ったら、 組み直しができるのも良かったです(全部組んだ後に気付くと、正直面倒くさいですが、、(笑)」
 
ちなみに、机として使う時は、下の棚のランドセルを取り出し、小さな椅子に座るそうです。
 
「今はこの空間でこの用途だけど、 子供の成長に合わせて組み直しをすることもあるかもしれません。用途に合わせて何度も作りかえられるのはいいですよね」
 
****
 
Sさまの組手什DIYレポートをお届けしました。
またの更新をお楽しみに♪

組手什の購入先

組手什は、天然住宅のパートナー団体「サスティナライフ森の家」から購入可能です。(※購入先が日本の森バイオマスネットワークから変更になりました。)
サスティナさんのブログに組手什の製作現場のレポートが載っています。もっと知りたいという方、是非見てみてください♪

テーマ:井上ブログ

無骨なカッコよさ、玄関モルタル仕上げ

玄関モルタル
タイル貼りで仕上げることが多い玄関ですが、シンプルにモルタル仕上げも素敵です。経年変化でひびが入ってしまうこともあるけれど、それもまたひとつの味として。
この何とも言えない無骨な雰囲気、好きな人にはたまらないんですよね~
玄関モルタル
▲こちらのお宅は広めの玄関をモルタル仕上げに。後に、薪ストーブを設置しました。(⇒オリーブ畑の中の農家民宿
玄関アプローチ
▲玄関アプローチをモルタル仕上げに。和の雰囲気によく合います。(⇒大屋根の家
玄関アプローチ
▲こちらのお宅はモルタルに石をうめています。猫の足跡のようでかわいらしい。ビー玉や貝殻をうめてもかわいいですね。(⇒秦野の家
 
ちょっとしたこと。その積み重ねで家の雰囲気も、使い勝手も変わっていくものです。
あまりお金はかけずとも、じぶん好み、じぶん仕様の家に近づけていけるアイディアはいろいろあります。
そんな「ちょっとしたこと」を、これからもご紹介していきたいと思います♪

テーマ:井上ブログ

漆喰DIYをやってみよう

漆喰DIY
内装を漆喰塗りにするなら、自分で塗ってみるのも手です。さすがに全部は難しいけれど、壁一面だけでも。ちょっとデコボコしていたり、たとえうまく塗れなくても、それもきっといい思い出になるはず。
漆喰DIY
最後は、家族全員の手形を残して・・
手形式
記念になりますね♪

オリジナルの素材「貝てき漆くい」

天然住宅で使用する漆喰の主成分はホタテ貝。一般的に漆喰というと珪藻土があげられますが、塗りやすくするために施工時に接着剤を混ぜることが多いようです。天然住宅では、接着剤なしで塗れるよう独自開発したオリジナルの素材を使用しています。
調湿効果が優れているのに加え、殺菌効果や脱臭効果もあります。産業廃棄物になっているホタテ貝をリサイクルするという目的もあります。色をつければまた雰囲気も変わりますよ。ベンガラをまぜればほんのりピンク色に。やわらかでかわいらしい空間になります。
 
▼『貝てき漆くい』について、詳しくはこちら。
http://sozaikoubou.com/goods/nurikabe/kaitekisikkui.html

漆喰DIY
▲光の当たり方でも見え方が変わります。
べんがら混ぜ
▲壁の左側はべんがらを混ぜた漆喰で塗っています。

4042cf8ea80debf1b3182bbb74dde7db1
▲年月を経ても、白さを保っています。(写真は2009年お引き渡しの家の漆喰壁です)

テーマ:井上ブログ

天然住宅@東伊豆
こんにちは、スタッフの井上あいみです。
 
9月16日(土)に静岡県東伊豆にてお住まい見学会&味噌作りワークショップを開催しました。
アンビエックスで設計を担当し、2016年にお引渡しさせていただいた住宅です。
 
建主の大同さまはご夫婦ふたり暮らし。かつては都内の高層マンションに暮らしながら湯河原にて週末田舎暮しを楽しんでらっしゃいましたが、ご主人の早期退職後、本格的に農業の勉強をはじめ、オリーブ農家に転身しました。導かれるようにして辿り着いたのが今回家を建てたお土地。なんと5000坪もあります!この地を少しずつ開墾しながらオリーブを植え、家を建て、そして電気を自給自足する生活を送られています。
オリーブ畑
▲ウッドデッキはご主人がひとりで造りました。目の前にはオリーブの木が並びます。山の上なのでとても眺めがよいです。
オフグリッド生活
▲電気はすべて自給しています。システムの組み立てもすべてご主人が行いました。
今回の見学会はいつもと少し趣向を変えての開催でした。見学の前に希望者の方に味噌づくり体験をしてもらったんです。
発酵食品の魅力をたくさんの方に伝えたいと、勉強をし、麹まで作られている奥さまに教えてもらいながら、一時間ほどみんなで作業をしました。
当日、大同さまがご用意された材料は、鉄釜で茹でた無農薬・無化学肥料の大豆、自家製の麹、天日干しのお塩と、かなりのこだわりよう!出来立ての生麹を味見させていただいたのですが、とても甘かったです



鉄釜で茹でた大豆
▲茹でたばかりの大豆を味見させてもらいました。美味しくって、大豆をつまむ手が止まりませんでした!(笑)
生麹
▲杉の箱の中で作っている、奥さま自家製の麹。
味噌づくりワークショップは初めての試みでしたし、見学会じたい地方での開催ということで、どれくらいの方が来てくださるのか不安もありましたが、30名以上(!)の方にお越しいただきました。(台風前の荒れた天気の中、本当にありがとうございました!)
 
写真とともに、当日の様子を、そして家の写真を紹介させていただきますね
味噌作りワークショップ
▲ワークショップの様子です。初めて会った方同士でも、同じ作業を一緒にやっていると、自然と会話もはずみます。
味噌作りワークショップ
▲大豆をもみもみ。これがなかなか難しい。
味噌作りワークショップ
▲麹を合わせ、塩を合わせ・・手の常在菌をたっぷりと含ませました。
味噌作りワークショップ
▲最後は丸めて、タッパーなどに詰めます。この日はひとり2㎏の味噌をつくりました。
田中優セミナー
▲見学会は田中優のセミナーからスタートしました。
リビング
▲玄関からの眺めです。おもわず、「おぉ~」と歓声がもれてしまうような美しさ。外の緑もきれいです!
薪ストーブ
▲玄関の土間には薪ストーブを設置しました。後ろのレンガはご主人が積みました。
造作キッチン
▲造作キッチンはステンレスの天板と無垢杉で。背面の収納も無垢の杉で造っています。床はタイルを。広々とした空間です。
洗面室
▲洗面室のタイルがおしゃれです。大同さまがいくつもショールームをまわって決めたものです。
檜風呂
▲贅沢な檜風呂。脱衣室との仕切りが透明ガラス!
畳コーナー
▲年内にゲストハウスのオープンを目指されています。最近、ワンルームの空間をプチリフォームしました。畳コーナー、いいですね~
革製の取っ手
▲個人的に、「これは真似したい!」とかなりツボだった建具の取っ手。革製です。
モザイクガラス
▲写真では伝わりにくいのですが、水玉模様のアンテークガラスがかわいかったです。ガラスのある建具はすべて違う模様のガラスを入れられていました。
照明
▲約1年かけて探されたという照明。お気に入りのものが見つかったそうです。
天窓
▲キッチン上部には天窓を。陶器製の白い掛け時計は存在感があります!
見学会も大盛況で終えることができました。
遠くは茨城県や岐阜県から足を運んでくださった方も。会が終わった後もちょっと興奮気味に、そして名残惜しそうに、建主さまやスタッフと話をされるお客様の姿が印象的でした。
 
見学会中、大同さまは家の住み心地について、こんなことをおっしゃっていました。
「伊豆に移住前、周りの方には伊豆は雨の日が多いから、カビが大変でしょと立て続けに言われました。しかし実際に住んでみると、カビで困ることは一切ありませんでした。ホタテ貝の漆喰や無垢材、羊毛の断熱材が適度に湿気を調節してくれるからだと思います。自然の中で暮らしていますが、家の中でも自然の中で生活しているように感じます。」
 
また、「自然が豊かな場所で、家を建て、人が集える場所をつくりたかった」ともおっしゃっていました。
今回のワークショップと見学会はまさにそんな空間になったと思います。このような場を一緒につくっていただけたこと、本当に嬉しく思います。
 
大同さまは、年内にご自宅の2階を1日1組限定のゲストハウスにされるそうです。オリーブ農家を営みながら、オフグリッド生活を実践、こんな生き方、暮らし方をしてみたい、そんな憧れを現在進行形で叶えられているご夫婦です。大同さまのこれからの暮らしに注目したいと思います!
 
▼大同ファームのFacebookページはこちら
https://www.facebook.com/DaidohFarm/
 
▼『オリーブ畑の中の農家民宿』施工写真はこちら
http://ambiex.jp/works/kodatejuutaku/olive-house.html