2019年6月26日 「高台のアトリエ」実例写真 〜1階・地下スペース編〜 テーマ:井上ブログ こんにちは、スタッフの井上です。 今年の2月に神奈川県川崎市で竣工を迎えた「高台のアトリエ」の実例写真をご紹介します! **** 床面積はわずか15坪。絶景の高台に小さなアトリエが完成しました。 敷地の形を利用した床下空間、大きなバルコニー、フルオープンの木製サッシ。 かわいくってダイナミック。そんな表現がぴったりの建物になっています。 一階と地下を息子さまが使い、アトリエはお父さまが使います。 今日は、一階と地下スペースの写真をお届けします♪ ▲フルオープンの木製サッシが一際目を引きます。室内からも、まるで外にいるように景色を望むことができます。 ▲ワンルームで常に人目に付くキッチンは、見た目が美しいサンワカンパニーのステンレス製のものを選びました。 ▲洗面化粧台、システムバスともに、タカラスタンダードのホーロー製です。 ▲ペーパーホルダーとタオル掛けが一体になったアクセサリは、すまうとのオリジナル作品です。樹種は山桜。商品化も検討中です。 ▲スイッチプレートは陶器製。腰壁をボーダータイルに。 ▲リビングの壁は漆喰です。一部に色をつけました。藍色はアクセントになりますね。 ▲鉄骨らせん階段を造作しました。 ▲地下スペースです。天井が低く、落ち着きます。 ▲空間がスッキリ見えるよう、引き込み戸にしました。 ▲建具が隠れるので、開けっ放しにしても気になりません。 ▲スクエア型のFIX窓からは、きれいな手すりと桜の木が見えます。 外観・玄関編は▷▷『こちら』2階・アトリエ編は▷▷『こちら』
2019年6月26日 「高台のアトリエ」実例写真〜外観・玄関編〜 テーマ:井上ブログ こんにちは、スタッフの井上です。 今年の2月に神奈川県川崎市で竣工を迎えた「高台のアトリエ」の実例写真をご紹介します! **** 床面積はわずか15坪。絶景の高台に小さなアトリエが完成しました。 敷地の形を利用した床下空間、大きなバルコニー、フルオープンの木製サッシ。 かわいくってダイナミック。そんな表現がぴったりの建物です。 一階と地下を息子さまが使い、アトリエはお父さまが使います。 今日は、外観と玄関の写真をお届けします♪ ▲無機質になりがちな鉄骨階段ですが、バルコニーの戸袋や軒裏に杉を使うことで、柔らかな雰囲気に。また、バルコニーの床と階段をグレーチングにすることで、視線と風が抜けて軽やかな印象を与えます。目の前には、桜と柿の木があり、春の眺めは格別です。 ▲外壁はガルバリウム鋼板。隣の母屋の外壁が横張りなので合わせて横張りにしました。色は主張しすぎないシルバーを。(外構工事前の写真です) ▲外階段を設置し、外から2階に直接アクセスできるようにしました。 ▲国産檜の玄関扉です。玄関ポーチはタイルではなく、白河石。 ▲玄関扉前に板塀を設置。隣の母屋にも板塀を設けることで、統一感がでました。陽の当たり方によって、外壁の色に変化が見られます。 ▲靴箱の上にはハンガー掛けを設置。 ▲ワンルームでコンパクトな間取りのため、ちょっとしたスペースも収納として使えるように棚板の配置を工夫しました。 ▲バルコニーの奥行きは約2メートル。見晴らしが良いので、バルコニーが寛ぎのスペースになるようにと広めにとりました。 ▲座った時にも視線が抜けるように、縦格子にしています。 ▲手が触れるところは冷たくならないよう手すりの上部には杉の木を。エステックウッドという商品で、薬剤を使わない特殊な処理がされていて耐久性があります。天然住宅では、バルコニーやウッドデッキなどでよく使用しています。 1階・地下スペース編は▷▷『こちら』2階・アトリエ編は▷▷『こちら』
2019年6月21日 ホーローパネルをホワイトボードに テーマ:井上ブログ こんにちは、天然住宅スタッフの井上です。 新オフィスのリフォーム、今日はホワイトボードと杉のくんえん壁をご紹介します。 社内ミーティング時にも活躍するホワイトボードは、タカラスタンダードのホーローパネルを設置しました。 キッチンやお風呂など、住設機器で馴染みのあるタカラ製品。“琺瑯素材”は何かと便利です!マグネットがつくので、収納が充実したり、お風呂では子どもがおもちゃをぺたぺた貼って、ちょっとした遊び場にも。何よりお掃除が楽です!キッチンやリビングに設置すれば、掲示板のような使い方もできます。 杉のくんえん壁は、くんえん乾燥処理後の木材を、仕上げずに貼ったもの。表面はざらっとしていますが、これはこれで良い雰囲気。商品化されていないものですが、リフォームで使わせていただいた事例もあります。 家づくりのご参考にしていただけたら嬉しいです。 【参考記事】建て主さまのお宅訪問(タカラのホーローパネルをリビングに)https://tennen.org/blog/inoue-blog/funabashinoie.html ▲リビングやキッチンの壁に設置することで、掲示板のような使い方もできます。木枠の色で雰囲気も変わりますね。
2019年6月19日 ハニカムサーモスクリーンで、夏の日差し対策 テーマ:井上ブログ こんにちは、スタッフの井上です。 事務所の窓に、ついにハニカム・サーモスクリーンが設置されました! ハニカム・サーモスクリーンは、ハニカム(蜂の巣)構造の断熱ブラインド。断熱性能の高さから、お客さまにもよくおすすめしています。 ポリエステル不織布でできていて、和紙のような風合いがあります。 最近は日差しの強さから、窓際の席が不人気でしたが…笑これで真夏の暑さも軽やかに乗り越えられそうです♪
2019年6月18日 くりこま植林&皮むき間伐イベント2019〜建築家は山へ行け〜 テーマ:小野寺ブログ みなさん、こんにちは。天然住宅スタッフの小野寺です。先日、宮城県『エコラの森』での「くりこま植林&皮むき間伐イベント」に参加してきました。杉の植林と皮むきを体験するイベントです。当日は季節外れの暑さで、ヘトヘトになりました。。しかし、だからこそ、その後の温泉とビールは令和一感動的でした。 設計を担当している私は、普段は体よりも脳みそを使うことの方が多いです。屁っ放り腰のヤワな男ですが、体験を通して感じたことを記しておきたいと思います。皮を向いたばかりの杉の木の表面は、つやつやしていてみずみずしい。木はここで生きているんだと、実感します。皮をむくことで、木は乾燥し、葉を落とします。そうすると、多くの光が森の中に差し込み、草木が根を張るようになります。また、乾燥を続けて立ち枯れした木は、軽くなります。軽くなった木は、伐採や搬出の際に大型の重機を必要とすることはありません。森は傷つくことなく、健やかに守られます。 皮をむくということは、植物として生きた木の命をいただくということでもあります。その命のおかげで、私たちの暮らしは守られ、豊かなものになります。感謝せずにはいられません。家族とワクワク楽しく暮らせる家。冬は暖かく、夏は涼しい家。それはとても素晴らしいことで、私もそれを目指した設計を心がけています。それと同様に、家を建てることで社会や環境に与える影響のことも、深く考えるべきだと思います。家を建てるということは、とても個人的な出来事ですが、住まい手だけで完結するものではありません。環境の大きなサイクルの中に組み込まれている、とても大切な出来事なのではないでしょうか。 暮らし方や生き方が多様化した今だからこそ、いろんなことが実現できるようになった今だからこそ、もっと周りに目を向けたい。そこに家を建てることで、何が起こるのか、もっともっと想像力を持って考えたい。そう思っています。そして、その想像力を一番持つべきなのは、我々設計者であり、建築家なのではないだろうかと。住まい手の夢を実現し、社会や森にも想いを馳せる。政治でも仕組みでも根性でも、どうにも解決できなかったことを、建築の力で解決することができる。そう信じています。 「建築家は山へ行け」挑戦的で偉そうなフレーズですみません。とりあえず、一緒においしい空気を吸いに行きましょう。健やかで、おおらかな営みを、見に行きましょう。「なんか、わかんないけど、こっちが正解だよな」って、私は思いました。見せましょう、建築の底力を。