2018年12月28日
テーマ:田中ブログ
毎年恒例となりました四谷保育園での木工教室を開催しました。
四谷保育園は2016年に保育園の内装木質化リフォームを行いました。
それ以来、毎年この時期にクリスマスリースづくりのワークショップを行っています。
リフォームに際し、木材の供給をしてくれた株式会社フォレスト西川とともに開催しました。
普段なかなか触れることのない「無垢」の木材に直接触れてもらえる機会をつくりたいというオーナーの阿部高子さんの想いのもと、園に通う親子やそのお友達親子、地域に住む親子に呼びかけ、当日は7組のご家族が参加されました。
0才~10才のお子さんも10名参加してくれました。
今年は、お母様だけでなくお父様の参加もありました。
また、毎年楽しみにしているというリピーターのお母様もいらっしゃいました。
今回の木工教室では、家の柱となる無垢の桧の材をカンナで削った時に出る「かんなくず」を使ってのリースづくりを体験してもらいました。
桧の香りが部屋中に広がって、「いい匂い」といってにおいをかいだり、手に取って感触を確かめたりしてもらいました。
お母さんたちはとても集中して、お子様と相談しながらリースをつくっていました。
中にはご自宅用とプレゼント用に2つのリースを完成させている方もいらっしゃいました。
大きい子供たちも集中してリースづくりに取り組んでいました。
小さな子供たちは、お母さんと一緒にリースをつくったり、かんなくずの山に飛び込んだり、無垢の床に寝転んだりして、思い思いの時間を過ごしているようでした。
またリースに飾りつけるためのどんぐりやまつぼっくり、枝、葉っぱなどは各々持ち寄りました。
中でも四谷保育園の園長先生の息子さんが学校からたくさん拾ってきてくれたヒマラヤスギのまつぼっくりはあまり見たことのない形だったので、みんなで珍しそうに眺めながら、ありがたくリースにつけさせてもらいました。
【設計担当・布施からのお話】
フローリングには15mmの無垢の国産杉を利用しています。杉には調湿性能があり、室内環境を整えてくれています。
また、杉の乾燥方法にもこだわることにより、木の持つ精油分を残します。
そうすることにより、杉特有のにおいが残り、そのにおいが睡眠の効率を上げたり、ダニを忌避したりする効果を発揮してくれます。
【四谷保育園オーナー・阿部高子さんからのお話】
ここで過ごしていてもなかなか改めて空間のお話をすることはないのですが、今日は改めて体感して、桧のかんなくずや杉のフローリングに触れて、帰ってもらえたらと思います。
リフォームをしてから毎年この会を開催しています。
ここをリフォームしてから通っている親御さんからも木質化した内装が気持ちよいというお声をいただいています。
また、普段は通われていない地域の皆様にもこの空間を体感してもらいたいという思いで、毎年この会を開催しています。
ここで過ごしていてもなかなか改めて空間のお話をすることはないのですが、今日は改めて体感して、桧のかんなくずや杉のフローリングに触れて、帰ってもらえたらと思います。