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テーマ:井上ブログ

豆菓子
 
こんにちは、スタッフの井上です。
 
先日、熊本県に住む建て主さまから嬉しい贈り物が届きました! 
熊本産の素材ばかりを使い、化学調味料や合成着色料、保存料や香料等を使わずに手づくりされた豆菓子で、スタッフみんなで美味しくいただきました。
 
その後、久しぶりに建て主さまと電話でお話したのですが、「話していたら聞きたかったことを思い出しました」といくつか質問をいただきました。
 
困っていたり取り急ぎのことではなく、電話やメールをするほどでもないけれど、気になっていたり教えてもらいたいことって実はけっこうあるのかもしれない。建て主さまとのやりとりから感じたことです。
それはきっと他の建て主さまにも言えることだと思います。
 
建築前・建築中は、密にやりとりがありますが、お引渡し後はどうしてもその数が減ってしまいます。
だからこそ、建て主さまからの「ちょっと気になる」や「教えてほしい」のお声をキャッチしやすい距離や間柄でいられたらいいな、そう思いました。
 
ちょうど去年から、建て主さまのお家訪問を積極的にするようになりました。
暮らしを拝見したり、お話を伺ったり。個人的にもとても楽しみで大好きな時間です。(後日、その模様をブログでご紹介しています) 
 
ご訪問する数は、月に1~2件と少ないものの、今後もこのような機会を通じて(他のコミュニケーション手段も模索しつつ)建て主さまとの関係を深めていきたい。安心感を抱いていただける存在になれることを目指したい、そう思います。
 
Tさま、心のこもった贈り物をありがとうございました!

テーマ:天然住宅×賃貸のブログ

小石川賃貸

完成見学会を開催しました

こんにちは、広報の井上です。
 
先週の日曜日、文京区小石川に建築した、賃貸戸建て住宅の完成見学会を開催しました。
 
午後の部では、代表の田中優のセミナーを行いました。
オーナーである見樹院の住職さまにもお越しいただき、どのような想いで建築に至ったかなどお話いただきました。(オーナーの大河内さまと田中優は、なんと30年来の友人です!)
 
無垢材を使い、接着剤等、有害なものを使わずに家具製作をしている「すまうと」の野木村さんも、テーブルや何種類もの椅子、ベッド、食器類などを展示してくださいました。(天然住宅の空間にとても映えました)  
 
終始、和やかで賑やかな会となりました。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
おかげさまで無事入居者も決まり、安心しております。  
 
賃貸住宅の需要は高いと実感しています。 今後もオーナー様と連携しながら、社会資産になりうる、後世に継いでいけるような住まいをつくっていきたいと思います。   
 
次回、賃貸住宅の見学会は3月下旬、埼玉県上尾市で予定しております。(詳細は後日、ホームページにてお知らせします)多くの方々のご参加をお待ちしています。
小石川賃貸
小石川賃貸
小石川賃貸
小石川賃貸
小石川賃貸
小石川賃貸
小石川賃貸
小石川賃貸
小石川賃貸
田中優セミナー
オーナー様
すまうと野木村さん

テーマ:井上ブログ

リビング

 
去年の12月、千葉県船橋市にお住まいの建主Yさまの家を訪問しました。
Yさまは中学生と小学生のお子さま、ご夫婦の4人暮らし。ちょうどお引渡しから丸2年が経ちました。
 
まず驚いたのは、室内の暖かさと空気のやわらかさです。ペレットストーブの暖気を、無垢の杉材やウールなどの自然素材が蓄熱し、家全体をじんわりと暖めながら保温しているような、エアコンのそれとは異なる、包まれるような暖かさを感じました。
 
心も体もゆるりとほぐれたところで、Yさまに当時の家づくりのこと、現在の暮らしについてお話を伺いました。
 

家づくりを計画中の方、その予定はないけれど、天然住宅に暮らす人の暮らしに興味がある!という方も、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。

 
どうぞ最後までお付き合いください♪
ダイニング
▲照明やカーテンは、千葉市内にショップをかまえる「CLASSICA(クラシカ)」さんによるコーディネートです。室内の雰囲気を左右する大きなアイテムは、あえてプロの方に選んでもらうというのもひとつの手ですね
 
 
Yさまは家づくりにあたり、ハウスメーカーの住宅展示場、天然住宅の家、両方を見学されました。
住宅展示場は広いばかりで現実味がなく、暮らしのイメージを描くことができなかったそうです。それゆえ、ご夫婦ともに「何だかしっくりこなかった」とのこと。また、高気密住宅であるがゆえの息苦しさも感じたといいます。
 
一方、天然住宅では、実際に天然住宅で暮らす建て主さまのご自宅を見て体感していただきました。
カビはもちろん、窓枠にも結露が見られなかったこと(※)に驚き、無垢の床の気持ち良さに「こういう家で暮らしたい」と思ったそうです。暮らしのイメージも描くことができたそう。 そんな過程を経て、天然住宅での家づくりが進んでいきました。
 
設計の打合せについて話を聞いてみました。
『提案いただいた間取りはとてもシンプルでしたが、今思えば、はじめに作りこまなくてよかったです。住んでから必要に応じて加えることができますから』
変化に対応できる住まいのほうが使い勝手が良い、と感じているようです。
 
そんなYさまの、ここだけは譲れなかったという、家づくりの「こだわり」を教えていただきました。
 
1. 広さよりも明るさを優先すること
2. 仏壇のスペースをつくること
3. ご主人の野球ロッカーをつくること
4. ペレットストーブを設置すること
5. 木に塗装すること  
 
上記のほか、奥さまはキッチンにパントリーがほしかったそうです。しかしスペースの都合で、独立した空間をつくることができなかったため、「こんな風に使いたい」というイメージを絵にし、食器棚、食品庫などを大工さんにつくってもらいました。
素材にこだわりのある家だから制限も多いはず。はじめはそう思っていたそうですが、結果的に意外と何でもできた(使える素材は思ったよりも色々あって、その都度見つけてもらった)そうです。
 
『こちらからお願いしたことではありませんが、シンクからバックカウンターまでの幅にゆとりがあって、使いやすいです。シンク上の吊戸棚は抜け感が出るようにと、提案いただきました』
 
(※)住環境によっては、サッシ枠に結露が起こる場合があります
子どもスペース
▲子ども部屋はひとりあたり4.5畳とけっして広くはありませんが、間仕切りがない分、広々とした空間です
 
 
『当初、希望はしていませんでしたが、提案があったので子ども部屋の上にロフトをつくりました。今、ロフトは娘が漫画を読んだり寝るスペースとして使っています。ロフト生活を満喫していて、つくってよかったと思いました』
 
自然素材ゆえの「木の変化」に対する思いも教えてくださいました。
『春から夏にかけては、木が湿気を含んで膨らみます。逆に乾燥する冬は、木が収縮するため、床板と床板の間に溝ができるんです。こういう変化は、自然素材を使っているからこそ。個人的にいいなと思っています』
 
木の香りがする家は訪問客にも好評で、お子さんの友だちが、自分の友だちに「すごいでしょ!」と自慢することもあるのだとか。
 
居心地の良い空間は、家に対する気持ちにも変化をもたらしました。以前は「忙しくて疲れたから家にいよう」でしたが、「何もないけど家にいたい」に変わったそうです。「家族みんなで、ついリビングでダラダラしてしまって」。そうおっしゃるご夫婦の幸せそうな笑顔が印象的でした。
外観
 
建て主さまの普段の暮らしぶりを垣間見れるお宅訪問には、これから家づくりを行う方の参考になるアイデアがたくさん詰まっているように思います。ここからはたくさんの写真とともに、Yさまの家、暮らしをご紹介していきますね。


キッチン
▲吊戸棚は抜け感を意識し、箱タイプではなく、「アイアン×木」でつくりました
PCカウンター
▲キッチンのバックカウンターにはパソコンコーナーをつくりました
建具
▲建具も塗装しています
階段
▲階段も、白×古色で塗装しました
ホワイトボード
▲キッチン横の壁にはタカラスタンダードのホーローパネルを貼りました。掲示板として使っています
バックカウンター
▲キッチンのバックカウンターです。ごみ箱もキャスター付のワゴンもサイズがぴったり。オーダーならでは!
バックカウンター
▲スライド式の食品庫です。取っ手は奥さまが選んだもの
引き出し
建具の小窓にリースを
階段
ペーパーホルダー
▲ペーパーホルダーは奥さまセレクト
照明
▲トイレの照明です
野球ロッカー
▲ご主人こだわりの野球ロッカー
野球ロッカー
▲ユニフォームを飾るための額は大工さんの手づくり
野球ロッカー
▲バットの収納も大工さんがつくりました
リビング
▲リビングの右奥には天井高の収納をつくりました。リビングの中央にはペレットストーブが設置されています
ラグマット
▲模様がかわいらしくて、個人的にいいなと思った、ギャッベ(絨毯)もクラシカさんで購入したそうです
吹き抜け
▲吹き抜けからダイニングを見下ろしたところ。床や建具、家具などの塗装は、ヨーロッパの古い家をイメージして色を選びました
照明
▲2階の勾配天井に吊り下げられた照明も、クラシカさんの提案です
ウッドデッキ
▲ウッドデッキは広々とつくりました(このウッドデッキをもっと活用するのが今後の課題だそうです)
玄関まわり
▲玄関まわりは、すっきりとシンプルに
庭
 
Yさまとの会話の中で、私の心に残ったこと。それは、カーテン選びから派生したエピソードでした。
 
クラシカさんに選んでもらったカーテンは、防炎や遮光機能のついていないもので、はじめは外から室内の様子が見えやしないかと心配があったそうです。
しかし実際に暮らしてみると、その不安は一変しました。むしろ、そうしてよかったと思えたのだそうです。 
 
その理由は、室内からぼんやりと明かりがもれている光景を見た時、ほっとしたから。
だから今、「家路につく時、外から見る自分の家」が、とても好きなんだそうです。
 
もちろん環境によっては、遮光カーテンが必要な場合もあるかもしれません。一概に、何を選んだから正解ということではないのだと思います。けれどこのエピソードから、「カーテン選びも、暮らしづくりの大切な一部」なんだと、教えてもらった気がします。
 
そして思いました。自分の家の良さをそんなところから見つけられるYさまは、きっと日々の何気ないシーンから、自分の心に響く「いいな」「すきだな」を見つけたり、感じたりするのが上手な方なのかもしれない、と。上手と言いますか、きっと大切にされているのだろうなと。そんなことを想像したら、私もYさまのように、自分の心に響くことを大切にしたい、何より、暮らしをもっと楽しみたいなと思ったのでした。
 
Yさまご家族の日々の営み、暮らしを支える土台に私たちの家があるということを、改めて誇りに思いました。
Yさま、素敵な家、そして暮らしを見せてくださり、ありがとうございました!

テーマ:天然住宅×賃貸のブログ

だんだんハウス模型
 
みなさんこんにちは。設計の布施です。

だんだんハウスのオーナーさんと出会ったのは、約2年前。
相続により引き継いだ、広大な土地の活用についてのご相談が始まりでした。

きっかけは、那須の叔父様行きつけのレストラン店主のご紹介。
せっかくならば、素材にこだわり、環境にも配慮した建物にしたいという思いから、お声かけ頂きました。
30代の若いオーナーと、建築に造詣の深い陶芸家の叔父様と盆栽家の叔母様、税理士、協力会社でもあるミドリムシ不動産、皆様のお力を借りながら、多いときには7名程の関係者で打合せを重ねてきました。

だんだんハウス模型
安全、安心に暮らせるエコヴィレッジを目標として、段階的に進めていくことをご提案し、今回は、その第一弾となる畑付賃貸長屋3戸の計画です。
 
敷地の中央に位置するケヤキの大木に向かって建物を振り、道路から少し奥まった場所に建物を配置。既存の樹木をなるべく生かしながら、落ち着いた住環境となるように配慮しています。
だんだんハウスplan
玄関アプローチには、深い軒をかけ、自転車やベビーカー、宅配の一時置き場所など雨に濡れずに使用できるスペースをゆったりと設けました。
 
日射をコントロールしながら、南北に風が抜けるように計画し、自然を取り込みながら中間期にも心地よく過ごせることを意識しています。
 
また、家事導線に配慮し、収納を適宜分散するなど、限られた空間でもなるべく機能性を高めることを大切に考えました。
 
ダイニング中央の壁に家族のメッセージが書けるチョークボードを設けたり、階段上部に半畳分の可動式読書コーナーを設けるなど、日常に楽しさをプラスできるようなしかけを用意しました。
 
さらに、1階は、玄関や水回りも含めほぼ全ての床に蓄熱式床暖房を設置し、リビング南側の大きな開口には、冬場の冷気対策としてハニカムサーモスクリーンを設ける予定です。
 
賃貸でも、素材に妥協せず、安心して心地よい豊かなくらしを営める住宅となるよう丁寧に設計しました。
 
目の前の畑で採れた新鮮な野菜で料理してお隣におすそ分けする。そんな、緩やかなコミュニティが育まれることを願っています。
敷地の中央に位置するケヤキの大木
敷地の中央に位置するケヤキの大木
 
樹形がとても美しく、シンボルツリーとなる木です
 
冬場は、すっかり葉を落とし、その枝振りがよく分かります
敷地の中央に位置するケヤキの大木
春先には新緑が清々しいケヤキの大木
 
ケヤキの木を通して、季節の変化を感じられるようどの住戸からも眺められる配置としています
蔵
既存の古い蔵
 
土壁としっくいのとても趣のある佇まいです
将来的にリノベーションをして活用できればと考えています
室内模型1
室内模型1
 
設計打合せ中、1/50スケールの模型にて検討
図面では、読み取りずらい空間的な考えを模型でご説明しました
室内模型2
室内模型2
 
キッチンレイアウトについての検討模型
いくつか案をつくり、空間としての広さや使い勝手など比較検討しました
cafe & gallery 温々
 
築170年の納屋をリノベーションした現場近くのギャラリーカフェ
雑木林に向かって開いた建物は、既存の骨格を生かしながらとても落ち着いた雰囲気です
ゆったりとした空間で食べるこだわりのランチと美味しいコーヒーはとても魅力的で、打合せ後に訪れるのが楽しみでした

テーマ:下岡ブログ

 
こんにちは、スタッフの下岡です。
私は普段、経理の仕事をしています。会社が目指していることや取り扱っている商品については、頭では理解しているものの、これまでなかなか現場に足を運ぶ機会がありませんでした。今回、山へ木材の製造工程を見に、初めて栗駒ツアーに参加しました。
エコラの森
春に皮むきをして乾燥させていた木材をみんなで切り出します。
馬搬
切り出した木材を馬ががんばって運びます。
知識としてはわかっていることも、実際に目で見て体験してみると新しい発見があり、その知識に奥行が出てきます。
 
家を建てるということは多くの人が多額の借金を背負い、何十年もかけて返済する人生の一大事でもあります。
一生をかけて建てる家、だからこそずっと住み続けられる家にしたい。
 
そういう思いが少しでもある方は、是非山に行ってみてください。 
自分の家を支える柱は素晴らしい自然の中で様々な人々や動物たちに支えられていることを直に感じる事がでるのではないでしょうか。私自身も自分の目で見て感じることの大切さを改めて知ることができました。