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アナスタシア
▲お話会の様子
7月2日(土)、横浜市戸塚区で天然住宅に住まいながら自然菜園で野菜を作り、オフグリッドで電力メーターのない暮らしをされているサトウチカさん宅で、アナスタシアのメソッドを日本に紹介されているアナスタシア・ジャパンの岩砂晶子さん(以下、岩砂さん)をお迎えしたお話会が開催されました。
 
岩砂さんからは、今年のロシアのアナスタシアが伝える祖国(エコヴィレッジのような存在)を実践しているところを巡るツアーの報告があり、現地を訪問した際の感想がチカさんからありました。
一軒で木々に囲まれ(生きた境界)、豚やヤギなどと 共生して、自給自足しながら幸せそうに暮らされている祖国、数軒から数十軒の事例では、支え合うコミュニティに育まれながら安心して持続する暮らしに充実した生活が実現できている様子が伺えました。特に民族の伝統を敬い、その地域で継承されたり生産されているものを重んじた暮らしぶりに共感しました。
また、オーガニック農法の方がいればそうではない方もいらっしゃったようで、根っこにあるコンセプトを踏襲しながら緩やかなコミュニティになっていたようです。
このような祖国は、ロシアに300ヵ所以上もあり、自治体がこの活動を推進しているところもあるそうで社会的影響力を持ちはじめていることが素晴らしいです。
 
天然住宅でも現在、何ヵ所か自治体を巻き込んだ農業・林業の 再生で雇用を創出し、そこにエコヴィレッジを創る取り組みがもう少しで実を結びそうなので心強い限りです。
 
お話会が終わった後で岩砂さんに、日本の祖国は縄文やカタカムナ(縄文前期に高度な文明があったという 文献がある)、古神道などにそのヒントがありそうだということを伝えたところ、同じように思ってくださっているようでした。
 
後日、岩砂さんのブログを読むと、こんなことが書かれてありました。
(一部抜粋します)
 
2016年06月03日
ロシアの旅から戻り、はや1ヵ月以上が経ちました。
 
ロシアはロシアの歴史、文化、気候風土、食文化、制度、国民性があります。
確かに、ロシアを含めた日本国外の祖国は参考になります。
だから、私が提供させていただいた情報が少しでも参考になれば、と思っています。
でも、私たち日本にも、日本の文化、気候風土があり、私たちは日本に合わせた
日本独自のオリジナルな祖国を創造していくことになるから、
国外の祖国はあくまでも参考程度にしかならないと、私は思っているのです。
 
ベルゴロド州の祖国のおじいさんがおっしゃっていました。
『もっと若いときに、こういうことを知って、
もっと早くから祖国づくりをはじめていればよかったな~』
 
みなさんの愛の空間である、日本オリジナルの祖国がはやく日本にもたくさんできるといいな。

 
と書いてあり我が意を得たり、とこれからのコラボが楽しみになりました。
 

アナスタシアについてもっと知りたいという方、チカさんが女性自身web版で連載している記事をご覧ください!
~サトウさん家のオフグリッドで暮らす知恵より~
第64灯 わたしの人生観を変えた本『アナスタシア』
第68灯 アナスタシアの旅に参加して、ロシアの佳き地球の未来を見てきた!(前編)
第69灯 アナスタシアの旅に参加して、ロシアの佳き地球の未来を見てきた!(後編)

アナスタシア
▲参加者の皆さんと

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小さき声のカノン
▲鎌仲ひとみ監督との2ショット写真。
小さき声のカノン
▲映画のパンフレットです。
 
先日、鎌仲ひとみ監督の「小さき声のカノン~選択する人々~」の上映会に参加してきました。
2011年3月に起きた東京電力福島第一原発事故。そして1986年に起きたチェルノブイリ原発事故。その後を追いかけたドキュメンタリー映画です。
 
鎌仲監督は過去に、核をめぐる映画を三本作られています。それらの映画に込められているのは、「子どもたちを被ばくから守りたい」という一貫した願い。そして今回の映画にもその願いは強く込められていました。さらに「子どもたちを被ばくから守ることができる」ことが取材を通して伝えられており、そのために「保養」がいかに重要であるかも描かれていました。
 
放射能で汚染されてしまった場所。できるならば、一日も早くその場から離れたほうがいいのかもしれませんが、さまざまな理由からその場を離れず、そこで暮らし続ける選択をした人たちがいます。どんな気持ちでとどまり、どんな想いで暮らしているのか。そこにはもちろん苦悩もありますし、我が子への変わらない愛情もあります。暮らし続けると決めたからには腹を括り、被ばくの影響が少なくてすむよう、最善の策をとろうと努力している親御さんたちの姿が丁寧に描かれていました。
いろいろな感情に揺れ動かされながらも、「子どもたちを守りたい」という一心が、お母さん、お父さんたちを強くさせているのかもしれません。
 
映画を見ていていろいろな感情が溢れました。とにかくこの日、この場所でこの映画を見ることができてよかったと思います。上映後のスペシャルトークでは、女優の樹木希林さんも登場しましたが、その佇まいや発言、雰囲気すべてにしびれました。
 
この映画のサブタイトルは「選択する人々」。
自分は日々どんな選択をしているのか、これからどんな選択をしていくのか。そんなことも考えさせられました。
「選択をする」ためには、自分の考えを掘り下げていくことが必要ですし、自分以外の人の考えや声に耳を傾けることも必要です。そして社会とのつながりを断ち切ることもできません。私たちの暮らしは社会という大きな土台の上に成り立っていて、言わば切っても切り離せない関係ですから。(だから選挙だって、どうせ変わらないからと諦めてはいられないのです。)
 
鎌仲ひとみ監督には、個人的にも親しくさせていただいているのですが、今回、約3年ぶりにお会いしました。
実は設立当初、天然住宅バンクのミーティングなどにも参加してくださったことがあるんですよ。
大好きな“鎌ちゃん”のエネルギーに触れ、元気をたくさんもらいました。 
 
映画を見て思ったことがあります。
鎌仲監督の映像作品。いつか天然住宅でも上映会を開催したいな!ということ。
住宅を販売する会社ではありますが、こういう社会に向けたメッセージも、ちゃんと発信できる会社でありたいと思っています。きっと代表はじめスタッフもそんな風に思っていると思います。
 
「小さき声のカノン」が多くの方の目に触れ、心に届く作品になりますように。

▼鎌仲ひとみ監督の公式ホームページはこちらです。


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田中優と西田栄喜さん
先日、未来バンクの総会に出席しました。
未来バンクとは22年前
に日本で初めてできた、市民が自発的に作ったバンク(=NPOバンクと呼ばれています)のこと。天然住宅バンクもNPOバンク(※)のひとつで、どちらも田中優が代表を務めています。私もふたつのバンクの活動に関わり8年程前から理事をしています

 
総会では毎年ゲストをお呼びし、講演をしていただいているのですが、今年は石川県金沢市で“日本一小さい農家”として活躍する“風来の源さん”こと西田栄喜さんに来ていただきました!
 
最近、優さんとの会話の中でよく出てきていた源さん。ずっと話を聞いてみたかったんです。
 
30aという一般農家の約1/10の広さの農地で年間1200万円を売り上げ、年収は600万円。これは専業農家の平均年収の3倍なんだそうです。
 
話を聞くと、とにかく物事の見方、捉え方、考え方がおもしろかったです。 発想の転換と言うのでしょうか。農家にとって大事な農機具はパソコンだとおっしゃっていて、SNSを活用しながらファンを増やしていました。
キャッチコピーやネーミングのセンス、イベントのアイディアなど、自分の仕事にも活かせそうでたくさん刺激を受けました。

 

今年2月に農文協から出版した書籍「小さい農業で稼ぐコツ」はとても好評で、すでに1万部を売り上げているそうです。新たに別の出版会社からの執筆依頼もきているとのことで、これから要注目の農家さんだと思います。
 
もとは優さんのセミナー(ワークショップ)に参加し、そこからヒントを得て、試行錯誤を繰り返しながら、今のスタイルで農家を営むようになった源さん。講演では、農業界における未来バンクのような存在になりたいと仰っていました。
 

是非、注目してみてください!
 

▼風来の源さんのホームページはこちらです。

▼未来バンクのホームページはこちらです。
 

NPOバンクとは・・市民が自発的に出資した資金により、地域社会や福祉、環境保全のための活動を行うNPOや個人などに融資することを目的に設立された「市民の非営利バンク」のことで、「金融NPO」「市民金融」などとも呼ばれています。

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東京蚤の市
東京蚤の市
先月の話ですが・・・娘と一緒に「東京蚤の市」に行ってきました!

幼い頃から、新品よりも姉のお下がりがほしい!と言っていた私は、
どうやら昔からちょっと“古めかしいもの”が好きみたいです。
そういえばいつもレトロな雰囲気のものに惹かれるなぁと、それは何でなのだろうと考えてみました。
そこに、そのものが辿ってきた何かしらのストーリーを見出してしまうのかもしれないし、
何だか懐かしい感じがするのが、いいのかもしれません。
馴染みやすさ、親しみやすさ、きれいに整っていない無骨なところもある、ナチュラルなかわいらしさ。
そういうものがそばにあると、ちょっと落ち着くんですよね。

東京蚤の市
入口付近にあった大きな垂れ幕。
娘の足が見えてます(笑)



東京蚤の市
すごい人!!(普段、人の多いところに出掛けることがほとんどないので、正直怯みました。。)でもせっかく来たんだし、楽しむぞ~



東京蚤の市
お目当ての北欧市。



東京蚤の市
こんなオブジェもありました。



東京蚤の市
「何だろう、これは?」 
娘も積極的に参戦しています。



東京蚤の市
キッズエリアがあったり、子どもたちが本を読める場所もありました。



HUGSY DOUGHNUT
フードエリアはどこも混んでました。
私たちはドーナツ屋さんの列に並びました。



東京蚤の市
無心にモグモグ。



東京蚤の市
最近ジブリアニメの「魔女の宅急便」を見たばかりの娘。「飛べるかなぁ~」



東京蚤の市
籠を持っただけで、この笑顔!(笑)



東京蚤の市
「ん?何をするのかな?」



東京蚤の市
「ぼうし~♪」



東京蚤の市
ヴィンテージもののミニカーです。



東京蚤の市
こちらもヴィンテージもの?のぬいぐるみです。



東京蚤の市
これは何だろう?



東京蚤の市
たまご??



東京蚤の市

帰り際、娘の姿が一瞬見えなくなったと思ったら、池を眺めていました。

いつもの休日は、娘の行きたいところに行く、というのが定番の過ごし方ですが
親の行きたいところに行ったのは、もしかしたら初めてのことだったかもしれません。

正直、ゆっくり見ることはできなかったし、けっきょく何も買わなかったのですが、、
行きたいなぁと思っていた場所に、娘と一緒に行けたというのが、私にとってはとても“大きな出来事”でした。

付き合ってくれてありがとう。
ちょっぴり疲れたけれど、楽しい休日でした。

テーマ:井上ブログ


組手什(くでじゅう)とは、国産材でできた長さ2mの木工キットのこと。自分で好きな長さにカットして、レゴブロックのように自由に組み合わせてオリジナルの木製棚をつくることができます!

前回ブログで組手什家具を紹介したところ、あちこちから「自分もつくってみたい!」という声をいただきました。思いもかけず良い反応をいただきとても嬉しかったです

今日ご紹介するのは、藤沢市辻堂にお住まいのSさまが作ったもうひとつの家具「キッチン小棚」です!

先日アップしたSさま邸の<施工例写真>にも掲載したのでご覧になられた方もいらっしゃるかもしれません。

キッチンスペース

▲Sさま邸のキッチンにはガスコンロの奥に奥行き30㎝ほどのスペースがあります。
普通ならデットスペースになるところを有効利用し、物を置く棚として活用していただこうとコンロの高さよりも15㎝ほど上げました。

あるととても便利そうな空間だけれど、Sさんはいったいどんな風に使うのかなー?と興味津々でした。

キッチン収納
▲Sさんの利用方法はこちら!

本棚を作った際に余った3本の組手什を使い小さな棚を作りました。
大きさは幅36㎝、奥行き20㎝、高さ36㎝。小ぶりなので、作業時間も20分ほどだったそうです。
無垢の木なのであたたかみがあってかわいらしい雰囲気調理中に使うもの、あると便利なもの、ちょこっとグリーンも添えて雰囲気もgoodです。


キッチン収納
国産材を活用しながら気軽にDIYができるのはやっぱり魅力的ですよね!Sさんからはこんなメッセージもいただきました。

「組手什の良いところは設計さえちゃんとできればほぼ何でも作れるところです。
切っている間も木の香りがして心地よく、釘や接着剤など使わずに作れるので子どもにも安心です。
初心者としての教訓は、大きいものを作ろうとせず、まずは小さいものから作ってみるのがおすすめです!」


とのことです^^


組手什は、天然住宅のパートナー団体、「NPO法人 日本の森バイオマスネットワーク」から購入可能です。

この度の熊本地震で、在庫の組手什をすべて現地に送られたそうで、現在生産中とのこと。(組手什は災害支援にも役だっています!)
6月中旬頃から発送可能だそうですよ。

興味のある方は是非ホームページをチェックしてみてくださいね!